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採用コラム

意外と教えてもらってない!「企画提案書づくりのフレームワーク」 ~基本編~

増渕知行

9月はPowerPointの資料をつくりまくった気がします。納品(インターンの進行スライド等)も、営業(クライアントへの企画提案書)も、経営企画(前期のレビュー&今期方針資料)も・・・。

企画提案書づくりって、苦手な人、結構多いですよね。私も社会人初期のころは苦手で嫌いでした。「いいじゃんクチプレ(口頭のみのプレゼン)で!」と思っていたクチです。ただ社会人3年目のころに一念発起して、「自分のスキルアップのためにも提案の際には必ず企画提案書つくろう!」と心に決め、急に書きまくるようになりました。

そうすると面白いもので、最初は半日くらいかかって完成していたものが、段々早く仕上がるようになっていったんです。理由は2つあると思います。1つは単純に忙しくて時間がなくて追い詰められて、集中力が上がったから。もう1つは段々と「フレームワーク」が身についてきたからだと思います。

フレームワーク・・・。つまり、「企画提案書をつくるには、どんな手順で考え、どんな手順でアウトプットに落としていくのがよいのか」という方法論。それが段々と自分のなかでかたちになっていきました。でもこの「企画提案書づくりのフレームワーク」って、意外と教えてくれる人がいない!知っていれば、もっと効率よくよい仕事ができるのに!

というわけで前フリが長くなりましたが、今回は「(営業にとっての)企画提案書づくりのフレームワーク」について書きたいと思います。

●6つの因子で構成される、企画提案書のフレームワーク

と、期待値をあおる前フリをしましたが、結論はかなーりシンプルです。結局のところ古今東西、企画提案書の流れというのはこうなっているものなのです。

①状況

②課題

③解決の方向性(コンセプト)

④具体的な解決策(企画)

⑤今後の段取り

⑥見積もり

以上です。シンプルですよね!一応簡単に、一つ一つ解説いたします。

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●それぞれの具体的なイメージは?

①状況

営業であれば、企画提案書をつくる前に「ヒアリング」をしていると思います。その際必ず「現状」を確認しているはずです。まずはその整理をし、認識が間違っていないか確認をしましょう。

②課題

「企画提案」というのは、何かの課題を解決するための企画と提案です。課題は提案する相手の「ニーズ」でもあります。状況の次に整理し確認するのは、「解決をめざす課題」になります。

③解決の方向性(コンセプト)

前述の「課題」を解決する提案をするわけですが、いきなり具体策ではなく「方向性の提示」から入るのがポイントです。次に述べる具体的な企画提案内容は各論になるため、賛否両論になりやすい。よって「方向性」のレベルでいったん握ることができれば、矯正がききやすくなるわけです。

④具体的な解決策(企画)

そして具体的な解決策となる企画を提示します。これはアイデア的なものだけではなく、自社の「商品」になるケースも多いでしょう。ちなみにここで複数案提示することもコツだったりします。

⑤今後の段取り

企画は実現しないと意味がない。そして企画に興味をもった相手が次に気にするのは、「でどうすればいいの?」です。実現に向けたロードマップやスケジュールを、ざっくりでも提示しましょう。

⑥見積もり

そして最後にもちろん見積もりです。企画案が複数あれば、それに応じた提示をしましょう。ちなみに最初のこのページを見るクセのある相手もいますので、別紙にするのもオススメです。

以上が「基本編」ですが、この流れを覚えておくだけでもヒアリングが目的意識をもってできるようになりますし、アウトプット作成の生産性も上がります。

次回は「一番キモになる●●●に関するコツ」を、「応用編」として書きたいと思います!
また、何かお困りごとがありましたら、ジャンプにご相談ください。

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増渕知行
代表取締役 クライアントパートナー

理想を追求し続けたら、起業に行きつきました。ジャンプは自分の人生そのものです。ジャンプはクライアントにとって、頼れる同志であり続けたい。社員にとって、燃える場所であり続けたい。約束は守る男です。週末は野球がライフワーク。


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