STRUCT REPORT
採用コラム

自社の「Only1」「No.1」を見つけよう

増渕知行

ここまで「Only1」「No.1」を打ち出すことの大切さをお話ししてきました。今回は、具体的に自社の「Only1」「No.1」を見つけるかについて紹介していきたいと思います。

ここでお話しさせていただくのは弊社がお客様の「Only1」「No.1」を見つけていくときに使用している「採用の3C分析」です。難しい内容では無いので、是非トライして見て下さい。

INDEX
1. 採用マーケットにおける自社らしさを見つけるための「採用3C分析」
2. 採用3C分析をする上で重要になるポイント
3. 独自価値の9つのカテゴリーに当てはめてみる
4. まずは一歩「できること」から始めよう

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” font_size=”18″]自社の新しい一面を知る機会になるかも!?[/word_balloon]

1. 採用マーケットにおける自社らしさを見つけるための「採用3C分析」

過去2回でお伝えした内容の繰り返しになりますが、自社の採用ブランドを確立すること、つまり、自社の採用マーケットにおけるポジショニングを明確にすることが極めて重要とお伝えしましたが、どのようなメッセージを候補者に伝えればいいのでしょうか。

それは、

【1】自社らしく
【2】ターゲットに刺さり
【3】競合が言いにくい

ことです。自社らしさがなければメッセージはウソくさくなり、ターゲットに刺さらなければ候補者の志望度は上がりません。そして競合が言いにくいことでなければ、激化している採用活動において競合との差別化がされず、やはり候補者には選ばれません。

そしてこの上の3つを満たす要素を探すのに有効なフレームワークが「採用3C分析」です。

採用3C分析とは「Company(自社の魅力)」「Candidate(候補者のニーズ)」「Competitor(競合のアピール)」です。

何も無い中で、「自社らしく、ターゲットに刺さり、競合が言いにくいことって何だろう?」と考え抜くのは難しいかもしれません。その考えるきっかけ、下敷きになるのが採用3C分析です。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” font_size=”18″]採用3C分析は大切な足掛かり![/word_balloon]

2. 採用3C分析をする上で重要になるポイント

もう少し1つずつを具体的にお伝えすると、「Company(自社の魅力)」については、社長に話を聞いて見たり、実際に働いている社員にアンケートを採ってみるのも良いでしょう。
この時にポイントになるのは「不満に思っていること聞き出す」のではなく、「魅力に感じていることを上位から順番に並べてもらうこと」です。加点要素を聞くので、社員の方々も正直にアンケートに答えやすくなります。

そして「Competitor(競合のアピール)」については、意識したい会社、ベンチマークにしている会社の採用サイトなどを複数見にいきましょう競合がどのようなキーワードを打ち出しているか吸い出すことが大切です。

最後に、実は一番難しいのが「Candidate(候補者のニーズ)」を見つけることです。答えが必ず出るものではなく、あくまでも推測の域を出ないため、考え抜くことが難しいことがとても多いです。例えば、最近入社したばかりの内定者に話を聞きにいく(何を魅力に感じて入社したのか、フックになったのは何か)のも有効ですし、そうやって聞き出した内容をもとに「うちのターゲットはここは重視しているのではないか?」と仮説を設定することが大切です。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” font_size=”18″]採用3C分析はしっかりと考え抜くことが重要!![/word_balloon]

3. 独自価値の9つのカテゴリーに当てはめてみる

こうして考え抜いた3C分析によって見つけられる「自社らしさ(=独自価値)」には、いくつかパターンがあります。
自社の魅力と候補者のニーズの共通項が「共感の接点」であり、自社の魅力と競合のアピールの違いが「競合との差別化」になるのですが、弊社ではここで見つけられる「自社らしさ」を9つのカテゴリーにパターン化して考えています。

独自価値の9つのカテゴリーとは、

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です。

3C分析ですでに頭を抱えている人事担当者も多くいらっしゃると思いますが、この9つのカテゴリーをフックに考えてみるのも良いでしょう。

より詳細に各カテゴリーを5つずつ具体的なファクターに定義したものが 独自価値発見ワークシートです。
この合計45のファクターのいずれか、もしくは複数に「自社らしく、ターゲットに刺さり、競合が言いにくい独自価値」があるはずです。

採用マーケティングにおいて自社の採用ブランドを決める、自社の「Only1」「No.1」を見つける出発地点であり重要なのは軸なる方向性を見出すことです。
この9つのカテゴリーのどのあたりに独自価値があるのかシミュレーションする中で、糸口が見つかるはずです。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” font_size=”18″]自社がどのパターンか発見しよう![/word_balloon]

4. まずは一歩「できること」から始めよう

ここまで3回に渡り「Only1」「No.1」についてお話ししてまいりました。
採用ブランディングのために、自社の採用マーケットにおけるポジショニングを明確にすることの重要性、また3C分析を行うことや独自価値の9つのカテゴリーへの当てはめをお勧めしてきました。

ちょっと難しいかも・・と思った採用担当者もきっといることでしょう。
ですが、ここで声を大にしてお伝えしたいのは「まずは一歩、できることから始めよう!」ということなのです。

普段の業務の中で、なかなか時間を取ることが難しい場合もあるかと思います。大変ならば3Cのどれか一つだけでも調べてみてください

社員の皆さんにアンケートを取ってみる、自社社員でディスカッションをしてみる。これらをすることで自社の魅力の引き出しが増えたり、魅力の再認識が進むことでしょう。

またターゲット(採用候補者)のニーズを知るために、実際に採用したいターゲットに会ったときにそのターゲットが就職活動の中で何を重視しているか直接聞いてみるのも良いでしょう。ざっくり聞くのではなく、いくつか候補を挙げて「この中で重要度をつけると一番大切なのは何?」と聞くと候補者も答えやすくなります。

採用競合についても、意外と全く競合調査をしていない会社も多いものです。改めてベンチマークになりそうな会社や同業他社の採用ページや訴求メッセージを読んでみると、新たな発見や閃きが生まれるかもしれません。

ほんの少し時間をかけることで、再度会社のことを知る良い機会になることでしょう。
きちんと3C分析することは理想的ですが、ハードルが高いと感じるのであればどれか一つだけやることで、その小さな一歩が大きな価値につながります!

なるほど!興味深い!と思っていただいた場合は、ぜひとも弊社JUMP自慢の企業の独自価値を明らかにする無料分析ツールSTRUCT FINDERで自社の魅力を無料診断してみて下さい。

どの会社にもその会社らしい「Only1」「No.1」があります。
一緒に見つけていきましょう!

増渕知行
代表取締役 クライアントパートナー

理想を追求し続けたら、起業に行きつきました。ジャンプは自分の人生そのものです。ジャンプはクライアントにとって、頼れる同志であり続けたい。社員にとって、燃える場所であり続けたい。約束は守る男です。週末は野球がライフワーク。


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