ビジョン、カルチャーへの共感が、ぶれない組織を作る ~LIFULL/羽田氏(後編)〜


4月って、いいですよね。「人生の節目感」が好きです。
入学、入社。進級、昇格。新チーム、新体制・・・。
「心あらたに4月から!」という方も、多いのではないかと思います。
私も4月に体験した「人生の節目」がいくつかあります。
もちろん社会人1年目の「入社」も強く印象に残っていますが、
もっとも印象的なのは、大学に入学したときの節目です。
今となっては意外と言われますが、私は高校時代、無気力人間でした。
転機になったのは高3の夏で、そこから本気で勉強して、なんとか大学に受かりました。
目標を決めて、プランを立て、徹底的にやりきる。
そして目標を達成したときの快感を、はじめて味わったのがこの大学受験です。
で、進学先が決まり、卒業までの間って、ちょっと時間がありますよね。
その間なんだかモヤモヤしていたんです。
このままだと、「なんとなく大学生活を4年間送る」ことになりそうな気がして。
せっかく味わった「本気で生きる感覚」を、また失ってしまう気がして。
そんなとき、たまたま見ていた大学総覧で見つけたのが、
「新聞奨学生」の募集広告でした。
読んでみると、住み込みで新聞販売店の仕事をすることで、学費がかからなくなる。
「おー、これはちょっと厳しそうだけど、すごくいい経験がつめそうだ!」と
直感的に思い、即決で応募を決めたのでした。
特に選考もなく合格通知が来て、親に事後報告で保証人になってもらい、
春からの新聞奨学生生活が決定しました。
そして高校の同級生よりもいち早く、研修のために上京。
まだ桜も咲かない肌寒い時期の、代々木オリンピックセンターでした。
あの陸橋を渡るときのなんとも言えないドキドキ感、いまだに覚えています。
二泊三日の研修を終えると、配属先となった新宿店の店長と先輩が、
タクシーで迎えに来てくれました。
同期で配属された役者志望の専門学校生、鈴木雅也くんと一緒でした。
結果として私はここからの4年間で、
期待どおりにかけがえのない経験を得ることになります。
あのときたまたま新聞奨学生の広告をみつけていなかったら、
まったく違う人生になっていたことでしょう。
4月が来るたびに、あのときのことを思い出します。
たまには思い出すだけじゃなくて、こうやって文字に落としてみるのもいいもんですね。
来年の4月は、新社会人になったときのことを書いてみようかと思います。
理想を追求し続けたら、起業に行きつきました。ジャンプは自分の人生そのものです。ジャンプはクライアントにとって、頼れる同志であり続けたい。社員にとって、燃える場所であり続けたい。約束は守る男です。週末は野球がライフワーク。
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