加熱する中途採用で
「勝つ」ための取り組みと、
「勝ちつづける」ための取り組みについて。
昨年から、「中途採用」テーマのご相談が増えています。
各紹介会社のデータをみても、
回復基調にあった企業の採用意欲が昨年序盤からさらに高まり、
今日までその上昇角度は変わらずきている印象です。
旬なテーマのエンジニアなどはいつの時代も売り手市場ですが、
現状では若手営業経験者のニーズも非常に高くなっており、
完全に「採りあい」の様相です。
弊社がご支援している中途採用プロジェクトは、
ある程度人数も採るケースが多いのですが、
今回はその施策のポイントを書こうかと思います。
まず最初にやるべきなのは、「紹介会社へのインタビュー」です。
これをやると、「対外コミュニケーションの課題」と「対内オペレーションの課題」が
見えてきます。
「対外コミュニケーションの課題」とは、要は応募喚起上の課題です。
売り手市場のターゲット人材には、数十社の求人が紹介されており、選び放題。
その上で、各紹介会社も一社一社の訴求はできていないのが現状です。
具体的な施策で効果的なのは、「CA(キャリアアドバイザー)向け説明会」と、
「応募喚起ツールの制作・活用」。
その他さまざまな施策をとって、「応募数」の拡大をはかります。
「対内オペレーションの課題」とは、応募獲得後の選考・動機づけ推進上の課題です。
募集スペックや人物像の定義が最適化されておらず、社内外に正しく認知されていない、
合否の意思決定に時間がかかりすぎている、選ぶだけの面接になっている、など、
各社各様の課題があります。
とはいえ共通のするのは、「スピードアップ」と「フォローの強化」。
選考プロセス自体の見直しや、面接官向けのオリエンテーションなどを通じて、
「移行率」の改善をはかっていきます。
採用成果(量的観点だけですが)は「応募数」×「移行率」ですから、
この2つのファクターをいかにあげるかを意識しながら、
PDCAをまわしていくイメージです。
そうすれば、成果は出ます。
でも、一方で思います。
「本質的な改善にはなっていないのではないか」と。
前にも書いたかもしれませんが、
「本質的な採用力の強化=(残ってほしい)社員の満足度(ES)アップ」
だと思っております。
そして今後採用で勝ちつづける企業は、「人脈採用で採れる会社」ということに、
ますますなっていくと思っております。
長くなったので、このテーマについては、またどこかで書こうと思います!
増渕知行
代表取締役 クライアントパートナー
理想を追求し続けたら、起業に行きつきました。ジャンプは自分の人生そのものです。ジャンプはクライアントにとって、頼れる同志であり続けたい。社員にとって、燃える場所であり続けたい。約束は守る男です。週末は野球がライフワーク。
いま注目の記事
採用における3C分析とは?メリットや実践方法を徹底解説!
「採用成功には、採用ターゲットに刺さる自社の魅力を明確にすることが重要です」。正直、耳にタコができるほど聞く言葉です。とはいえ、…
採用コンセプトメッセージの効果的な作り方と活用方法
採用コンセプトメッセージは採用ブランディングの核となるメッセージであり、企業の理念やビジョン、価値観、働く魅力などを表現したもの…
25卒以降の規定改正にも対応可!インターンシップ企画・プログラムの作り方
「新卒採用計画に役立つ!インターンシップ・オープンカンパニーの実施に必要な4つのステップ」でお伝えした通り、採用成果につながるイ…
お問い合わせ
Contact Us
ふわっとした悩みから、明確な課題まで。採用力に関することは、何でもお気軽にご相談ください。