10年経った今だからわかる!創業期にやるべき10のポイント
ジャンプは2018年5月30日で、設立から10周年を迎えることができました。私も創業者、経営者として、創業から10年間のレベルは偉そうに語る権利を得たのだと解釈します(笑)
これから創業を考えている方、創業から間もない方に多少でも参考いただければと思い、「創業期にやるべき10のポイント」をまとめます。
1.写真をいっぱい撮る
最初に浮かぶのが、実はこれです。数年後に振り返ったとき、「あのころもっと写真撮っておけばよかった~」という、あるある。私も「法務局に登記に行ったときの写真撮っておけばよかったね~」なんて、最近話しました。メンバーが増えてから会社のDNAを共有したいときにも役立ちますので、創業期にたくさん写真を撮ることは、真っ先にお勧めいたします。
2.採用には一切妥協しない
1人で創業した場合、2人目はとっっっても重要です。2人で創業した場合の3人目、3人で創業した場合の4人目も同様です。創業メンバーの次に入る人で、それ以降の人材が決まります。絶対に妥協しないほうがいいです。同様の観点で、同性同士で創業した際の最初の異性採用(男3人で創業して最初に採る女性など)も、絶対に妥協しないほうがいいです。
3.オフィスはできる限り妥協する
採用とは逆に、オフィスは妥協したほうがよいと思います。多少環境が悪くても、創業期ならば許してもらえます。ずっと悪いとまずいのですが、しばらくは大丈夫です。もちろんステキなオフィスで創業するに越したことはないのですが、固定費でも重いものになりますし、苦しくなったときに安いところに移転すると都落ち感がハンパないのでリスキーです。
4.やりたいことは変わる前提にする
創業期にかかげるビジョンや事業ドメインは、やっていくうちに変わっていきます。変わる前提でかかげるくらいでちょうどよいと思います。「こんなことがやりたいと思って創業したけど、やってみたらこっちにチャンスがあった」や「外部環境が変わって当初の想定とはちがう方向がベターだと思う」などは、よくある話です。よって社名を事業ドメインと接続する場合は、慎重に考える必要があると思います。
5.飲み会とミーティングは定例化する
飲みニケーション自体が時代にそぐわなくなっているのかもしれませんが、個人的には重要派です。ただ一緒のメンバーで仕事をつづけていくと、だいだい「今日行かない?」っていう会話が減っていきます。夫婦と一緒ですね(笑)よって、飲み会は定例化することをお勧めします。同様に、進捗や情報共有を目的としたミーティングも賛否両論ありますが、定例化することでペースメイクできるので私はお勧めです。
6.360度フィードバックの機会をつくる
これは結構難易度高いのですが、強烈にお勧めです。年に1度でよいので、メンバー相互に「ここがいいね!」と「こうするともっといいね!」をフィードバックしあうのです。こういう機会だからこそ、言えることがあります。こういう機会だからこそ、受け止められることがあります。もちろん人によって言いやすい、言いにくいが出てくるため、共通のフォーマットをつくって実施することが重要です。
7.適度に見て見ぬふりをする
上記と逆に、普段は「適度に」見て見ぬふりをすることも必要だと、私は思います。いつも一緒に仕事をしていると、良い面よりも悪い(と感じる)面が気になってくるものです。それをいちいち指摘するのは、お互いにとってよくありません。指摘ではなく「示唆」がセーフラインです。これも夫婦と一緒のことです(笑)
8.経営情報はフルオープンにする
経営情報は、フルオープンにすることをお勧めします。業績や報酬はもちろん、使った経費などもフルオープンにすることをお勧めします。そうしないと、「このくらいいいだろ!」っていうお金のつかい方をしてしまう、悪魔のささやきがやってきます。全てをオープンにすることで、悪魔を撃退できます。また業績が伸び悩んでいるときも、言わずとも当事者意識を全体に共有することができちゃいます。
9.失敗したら謝る
まず前提として、自分の発言はちゃんと記憶することを意識する。当たり前ですが、とっても重要なことだと思います。その上で、言ったことを撤回するときはちゃんと自分から申し出る。判断に失敗したな~と思うときは、素直に謝る。「ありがとう」と「ごめんなさい」は、夫婦の基本ですね。あっ、例えがこっちばかりですね。。
10.周年祝いはちゃんとやる
最後に、「周年に対する意識」を醸成することをお勧めします。「走ってばかりの創業期に、そんな悠長なこと言ってらんないよ」という方も多いと感じますが、「●周年おめでとう!」をちゃんと社内でやることで、また来年もこんな時間を過ごしたいよね、という空気が生まれます。ちなみにこれも夫婦において同様と思いますが、私は結婚●周年などを祝った記憶がないことに今気づきました。。。
以上です。こうやって整理してみると、「夫婦関係」や「家庭づくり」と非常に近いポイントがありそうなんだと気づきました!長く続けば続くほどやってくる倦怠期を乗り越え、よい関係が続く会社組織が増えるといいな~と思います。
増渕知行
代表取締役 クライアントパートナー
理想を追求し続けたら、起業に行きつきました。ジャンプは自分の人生そのものです。ジャンプはクライアントにとって、頼れる同志であり続けたい。社員にとって、燃える場所であり続けたい。約束は守る男です。週末は野球がライフワーク。
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