ビジョン、カルチャーへの共感が、ぶれない組織を作る ~LIFULL/羽田氏(後編)〜


ジャンプという会社をつくったのは、2008年の5月末でした。
あれから9年近くが経ち、会社も自分も大きな転機を迎えています。
「好きな仲間と一緒に、全力で応援したいクライアントのために仕事をし、
それで飯が食えたらどれだけ幸せだろう。」
そんな、素直だけれど社会性のかけらもない気持ちで起業しました。
3人で会社を始め、その後1人、また1人と仲間が増えていった。
会社としてできることも大きくなっていき、実績も増えていくなか、
自分にとって大きなターニングポイントになったのが「5周年記念パーティー」です。
当時のジャンプは7人の会社でした。
本当にしあわせな時間だった。
「おれは、好きな仲間と一緒にいい仕事をして、飯が食えている。
そしてそれを喜んでくれている人たちが、こんなにいる。」
そんな実感をもてた瞬間でした。
それはある意味、「起業時の目標」をクリアしてしまったということです。
以降自分は、「もやもやした気持ち」とつきあっていくことになります。
「これから何を目指せばいいんだろう?」
「おれが本当にやりたいことって何なのだろう?」
「やりたいことを追求したら、失ってしまうものがあるのではないか?」
「そこまでの覚悟が自分にはあるのか?」
志高く起業された経営者の方には意味不明であろう、そんな気持ちがめぐり続け、
最後は「まっ、見つかるときは見つかるし、とりあえず今に集中しよう」で終わる。
毎日がその繰り返しだった気がします。
そんな自分に「覚悟」が決まったのが昨年の4月。
その覚悟をジャンプのみんなに伝えたのが、昨年の5月末。
9回目の設立記念の日でした。
以降、社内の議論、自問自答、いろんな方との壁打ちをつづけ、
ここにきてついに「ジャンプの新たなコンセプト」がクリアになってきました。
そのコンセプトは、大げさに言えば「自分の人生の使命」にも近くなっています。
「やっと見つかったのかもしれない」という高揚感が高まり、
あの「もやもやした気持ち」はいつの間にか薄くなってきました。
正直、まだ怖い気持ちはあります。
失いたくないものが、本当に増えた。
何とか両立の道を探りたい。
両立するために、知恵と努力を重ねていきたい。
ここまで書いて読み返すと、非常に抽象的な文章ですね。
まだ具体的な発信ができるレベルではないので中途半端な状況ですが、
いったん自分のなかで整理したいと思って書きました。
理想を追求し続けたら、起業に行きつきました。ジャンプは自分の人生そのものです。ジャンプはクライアントにとって、頼れる同志であり続けたい。社員にとって、燃える場所であり続けたい。約束は守る男です。週末は野球がライフワーク。
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