ビジョン、カルチャーへの共感が、ぶれない組織を作る ~LIFULL/羽田氏(後編)〜


昨年4月は、こんなことを書きました。
4月になるたび思い出す。
新聞奨学生としてスタートをきった、上京したてのころの記憶。
その最後に、
「来年の4月は、新社会人になったときのことを書いてみようかと思います。」
と記したので、今年はそのときのことを書きますね。
奨学生として、新聞販売店には3月の末まで住んでいました。
一人暮らしをはじめた武蔵小杉のアパートには、初出社の前日、3月31日に入りました。
希望と不安でいうと、圧倒的に「希望」のほうが大きかった記憶があります。
出社が楽しみで仕方がありませんでした。
そして入社初日の4月1日。夕方から社内で、新入社員の歓迎会を開いていただきました。
その場で各自に一言「抱負を」とのこと。
私は諸先輩方を前に、こう言いました。
「1年以内に社内で一番になります。以上!」
その場のしらけた空気が、ひしひしと伝わってきました(笑)
唯一「よく言った!」と拍手をしてくれたのが、当時の上司で今の社長です。
まぁそんな感じで、怖いものしらずの生意気な若造でしたが、
なにか本気でめざすものがほしい!と思って、紙にこう書いて自宅に貼っていました。
「3ヶ月以内に同期で一番になり、
1年以内に社内で一番になり、
3年以内に業界で一番になる。」
それまでの20年ちょっとの人生で、1番になったことなんてなかったし、
本気でめざしたこともなかった。
今になって思えばなんでこんな目標かかげたのか謎でもありますが、
とにかく燃えていたのは事実です。
結果的によかったことがあります。
それは、「退路を断てたこと」です。
周囲に宣言をしてしまったことで、苦しくても逃げられなくなった。
他の人よりもたくさん行動し、PDCAをまわし続けざるを得なくなった。
この「宣言することで退路を断つ」ことの効果は、その後の人生にも生きています。
また今年も今日から、たくさんの新社会人が仕事をはじめますね。
もし何か胸に秘める志があるのならば、それを周囲に宣言することを、
ぜひお勧めしたいと思います。
あ、そうだ。私が就職したのは1996年4月だから、ちょうど20年前ですね。
節目の年に、この記事を書けてよかったです。
理想を追求し続けたら、起業に行きつきました。ジャンプは自分の人生そのものです。ジャンプはクライアントにとって、頼れる同志であり続けたい。社員にとって、燃える場所であり続けたい。約束は守る男です。週末は野球がライフワーク。
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