ビジョン、カルチャーへの共感が、ぶれない組織を作る ~LIFULL/羽田氏(後編)〜


ジャンプで動いているプロジェクトの約4割が、採用関連。
そのなかの約8割が、新卒採用関連です。
よって現在のジャンプで一番多いのは、新卒採用支援のプロジェクトとなるわけですが、
今回はそのトレンドについて書いてみようと思います。
ジャンプの創業は2008年ですので、直後にリーマンショックが起き、
新卒採用マーケットは一気に冷え込みました。
いわゆる「買い手市場化」です。
このころいただいたご相談には、「定着し、活躍する人材をどう見抜くか」という
アセスメント関連のテーマが多数ありました。
次に来たトレンドは、「脱ナビ採用」です。
この背景にあるのは、リーマン後にスリム化した人事と採用コストへの対応、
そして2011年の震災後に一気に普及したSNSの活用流行でした。
「就職ナビサイトを使わずに採用する方法を考えてほしい」というご相談は、
その後も毎年頂戴しています。
その後年々市場は「売り手化」し、アセスメント関連のテーマが減るかわりに
プロモーション関連のご相談が増えていきました。
「欲しい学生がなかなか振り向いてくれない」「そもそも応募が集まりにくくなっている」
といった悩みが増え、「質にこだわるアセスメント」は下火になっていきました。
そして昨年度の15新卒採用で起きたのが、「インターンブーム」です。
説明会とナビの解禁が12月から3月に後ろ倒しされるなか、
プレシーズンとよばれる2月までにいかに優秀層と接触するか。
「他社もやるからうちも検討しなければ」という背景をふくめて、
インターンシップについて教えてほしいというご相談が一気に増えました。
視点を変えて、採用支援会社のトレンドを考察すると、この数年で一番伸びたのは
「新卒紹介」のマーケットだと思います。
マーケットの黎明期と比較すると、利用する学生のレベル感が大きく変わってきました。
そして昨年から今年で「伸びてるなぁ」と感じるのは、
「早期のマッチングイベント」です。
大手ナビサイトが早期からマッチングに動けない隙をつき、
先手必勝をねらう企業と意識の高い学生をつなぐマーケットとして、拡大しています。
前振りが長くなりましたが、17採用のカギとなるのは、
「プレシーズンの本シーズン化」だと思います。
この11月から来年2月までの間に、
ターゲット学生とどんなコミュニケーションをとるのか。
16採用においてはそれが「Wantテーマ」でしたが、
17採用では「Mustテーマ」と思います。
まだぎりぎり間に合いますので、新規のご相談もお待ちしております!
以上、自分はまともな就活していないのに偉そうな、増渕の考察でした。
理想を追求し続けたら、起業に行きつきました。ジャンプは自分の人生そのものです。ジャンプはクライアントにとって、頼れる同志であり続けたい。社員にとって、燃える場所であり続けたい。約束は守る男です。週末は野球がライフワーク。
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