【採用こっそり相談室】就活生ぶっちゃけ座談会②参加したい&志望度が上がったインターンの特徴は?
弊社代表増渕によるYouTubeチャンネル「採用こっそり相談室」では、採用に携わる企業人事の方々に向けて、採用マーケットの情報をできるだけわかりやすく解説した動画をお届けしております。本記事では、動画で解説している内容をコンパクトにまとめています。
今回は、新企画「就活生ぶっちゃけ座談会」第2回目の様子をお届けします。就活を終えた23卒の学生に、ぶっちゃけトークを展開してもらい、採用活動の参考にしよう!という企画です。今回は、「参加したいインターン、志望度が上がったインターン」がテーマです。
23卒の大学生、お二人にお話をしていただきました!
Kさん:中央大学商学部4年/金融業界に内定
Mさん:明治大学農学部4年/人材業界に内定
●インターンシップ、何社くらい参加した?
増渕:実際に参加したインターンシップって、何社くらいでしたか?
Kさん:僕は結構力を入れていて、60社くらい参加しました。
増渕:60社!オンラインと集合型対面の比率はどれぐらいでしたか?
Kさん:60社のうち、対面でのインターンは3社だけでした。残りは全部オンラインでした。
増渕:Mさんはどうでしたか?
Mさん:私は、夏はゼミナールとアルバイトに力を入れていたので、10社くらいしかインターンに参加していなくて。「乗り遅れたな…」という感じはありました。
増渕:10社くらいだと、周りの友だちと比べて少ない方でした?
Mさん:入っているゼミナールがガチゼミだったので、その中での10社は、結構参加している方だなと思っていましたが、実際にインターンで知り合った人たちはもっと参加していたので、少ない方だったなという感じです。
●「参加したいインターン」の判断基準は?
増渕:10社くらいだと結構選んで参加しているのかなと思いますが、「参加したい」と思うインターンと、そうでないインターンの判断基準はどこにありました?
Mさん:まずは知っている会社を受けてしまった感はありますね。もともと耳なじみのある会社で、「もっと知りたいな」と思った会社を受けたり、面接経験がなかったので、面接を経て参加できるインターンシップも積極的に受けていました。
増渕:意外ですね。面接があるインターンって、参加するまでにハードルがある分、敬遠する心理もあり得るかなと思うけど、逆に面接があるインターンの方が、「参加したい」と思ったということですよね?
Mさん:そうですね。どういう面接だと受かるのか、落ちるのかがわからなかったので、落ちる経験をしてから変えていこうと思っていました。
増渕:面接の練習になるからインターンも受けてみよう、っていう参加動機もあるんですね。
Mさん:先輩からも、面接は場数を踏んだ方がいいと聞いていたので、面接経験やエントリーシートの経験ができるものを選んでいました。
増渕:なるほど。Kさんは60社だと、あまり選ばずに参加しましたか?
Kさん:いや、そういうわけでもなくて。面接があって、ESで落ちる可能性もあるところを選んでいました。というのも、僕は早期選考を狙っていたので、「応募しただけで参加できるインターン」だと希少性がないなと思っていました。応募時点で一旦区切ってもらわないと、むしろ意味がないかなと思っていましたね。
●インターンの参加選考で多いパターンは?
増渕:インターンの参加選考って、いろんな形式があったと思いますが、どんなパターンが多かったですか?
Kさん:僕が一番多いなと感じたのは、グルディスですね。
Mさん:私の場合は、グルディスは2社くらいで、その他はエントリーシート、動画選考、個人面接と、結構さまざまでした。
増渕:個人面接の選考では、どんなことを聞かれました?
Mさん:学生時代に頑張ったことや自己PR、あとは、会話や雑談からの深堀りとかがありました。
●インターンシップ参加前と参加後の変化は?
増渕:インターンシップに参加してみて、参加前と後では、どんな変化がありましたか?
Kさん:僕はたくさんインターンを受けてきましたが、内容はほとんど一緒でしたね。
増渕:60社行って、一緒!?
Kさん:はい。業界はバラバラでしたが、新規事業立案がほぼ全てで、正直、「楽しくなかったな」という印象です。
増渕:本当に、新規事業立案「だけ」なの?
Kさん:はい。新規事業立案「だけ」でしたね。ある程度プラットフォームが渡されて、その条件を満たした中で、「新しい事業を1日で考えてください」というのが多かったです。
増渕:それは、グループワークで?
Kさん:グループワークです。
増渕:個人で何かアウトプットすることは?
Kさん:ほぼないですね。
増渕:「グループで新規事業企画を考えてプレゼンする」というテンプレートのプログラムばかりだったんですね。
Kさん:そうですね。その中で、協調性とか発言力を見られていたのかなと、今は思っています。
Mさん:私も、新規事業や新企画をグループワークで考えよう、という内容は多かったですね。
増渕:「新しい企画を考えようインターン」のオンパレードですね(笑)
Mさん:私の場合は、人材業界やコンサル業界も見ていたので、商談のロープレなどを通して、「実際に提案をしてみよう」というものが多かったです。
●インターンシップに参加して「良かったところ」と「イマイチだったところ」は?
増渕:インターンシップに参加してみて、「志望度が上がったところ」と、「志望度が下がったところ」があると思いますが、良かったところとイマイチだったところを教えてもらえますか?
Kさん:僕は、希少性に惹かれる部分もあったので、オンラインのインターンが多い中、対面インターンは実際に距離も近くなって、ほぼ全て「楽しかった~」っていう良い印象で終わりました。
増渕:オンラインと対面のインターンは、全然違う?
Kさん:全然違いますね。
増渕:参加する側からすると、オンラインインターンってどんな感じ?
Kさん:オンラインだとバグがあって、声が聞こえないとか、一旦退出しないといけないこともあって、グループワークが円滑に進まないケースもありましたね。(対面インターンの印象が良かったのは)コロナ禍で、ずっとオンラインだった影響もあると思います。
Mさん:そうですね。大学の授業もほとんどオンラインだったので…
増渕:人に飢えていたのかも?(笑)
Kさん:恋しかったのかもしれないですね(笑)
Mさん:対面とオンラインだと、就活仲間の関係も全く違って。オンラインだと、少し壁があって本音も言えない上に、グループワークが終われば、そのままZOOMも終わってしまうので、関係も途切れてしまう感じで。逆に対面だと、インターンをきっかけに情報共有ができたり、就活後もつながる仲間が作れるかなと思いますね。
増渕:オンラインだと会話が重なった瞬間、お互い「どうぞどうぞ」みたいに遠慮したり、ディスカッションも盛り上がりにくかったりしますよね。オンラインだと、時間を有効に使えるとか、いろんなインターンに参加しやすいとか、メリットは感じなかった?
Kさん:僕は金銭面のメリットが大きかったですね。八王子に住んでいるので、都心まで出るのに交通費がかかるのと、60社に対面で参加していたらとんでもない金額になっていたと思うので、そこは助かりました。
増渕:地方の学生も、そうだよね。ちなみに、就職が決まっている会社は、インターンシップに参加した中の会社ですか?
Kさん:はい。僕は、サマーもウインターも参加しました。
Mさん:私も同じです。
●2回目のインターンシップも参加したいと思う基準は?
増渕:インターンシップって、複数プログラムを用意しているところも結構ありますが、1回目に参加したあと、2回目も参加する・しないの分かれ目って、どんなところにありますか?
Kさん:僕が参加したウインターインターンは、サマーインターンで選ばれた者しか参加できないところばかりです。サマーのグループワークで客観的に見られて、選抜されたメンバーのウインターにしか行ってないですね。
増渕:さっきの話と通じるけど、やっぱり、選抜してもらった方が次に進む気になる?
Kさん:はい。なんなら、選抜でウインターに進んだところは、ほぼ勝ち確かなと思っていました。
増渕:なるほど。1回スクリーニングされているから、次に進めるなら、「結構、内定のチャンス高いかな」みたいな。
Kさん:そうですね。就活、早く終わりたかったので。
Mさん:私も、夏とか秋のインターンで選考通過できた会社は、「自分の良さをわかってくれているのかな」とか「自分に合っているのかな」と思って、ウインターにも進もうと思いました。友だちの話だと、夏落ちて冬に挑戦する子もいましたが、あまりそれは共感できなくて。自分のことをわかってくれる会社に行きたいなという気持ちがありました。
●選考のあるインターンの方が参加したい?
増渕:選考のハードルがない方が「気軽に参加できていい」っていう考えもあるかなと思ったけど、「選考があるインターンの方が自分のことを見てくれたり、会社との相性もわかりやすい」っていう心理が働くってこと?
Kさん:そもそも僕は、金融業界の年収ランキングで一番上からインターンも受けていったので、どうしても応募数が多くて選考が必要になるケースがほとんどでした。
増渕:なるほど。インターンで選考に落ちるなら、後から粘ってもお互い意味がないよね、っていう考え方ですよね。
Kさん:そうですね。一回削られちゃったら、もう次のステップに向けて動くしかないかなって。
増渕:それ、かなり効率重視の就活だよね。Mさんはどうですか?
Mさん:選考ありのインターンは、開催日が限られているので、まずはそこから優先的に受けていましたね。選考ありのインターンに落ちてしまった場合に、選考なしインターンの予定をいれるようにしていました。なので、選考があるインターンの優先順位が高くなっていましたし、選考なしのインターンは開催日数も多かったので、後回しになってしまった印象はありますね。
(次回に続く…)
動画では、より詳しく対談の様子をご覧になれますので、今後の採用活動の参考にしていただけましたら幸いです。引き続き、「就活生ぶっちゃけ座談会」で23卒学生の生の声をお届けしますので、ぜひ、ご視聴ください(毎週火曜日更新)。チャンネル登録もお待ちしております!
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