リクナビ、マイナビ以外の採用集客手法って?様々な新卒採用支援サービスのご紹介


ショートセミナー「マンスリー採用ウォッチ」は、採用活動におけるポイントを30分で解説するオンラインセミナーです。毎月公開される最新市場データを、弊社代表取締役YouTuberの増渕が読み解きます。
採用ウォッチは、7月で一周年を迎えました!毎月聴いてくださる方も初めて聴いてくださる方も、本当にありがとうございます!
今回のテーマは、「内定を持ちながら就活を続ける学生が増加傾向に?27卒学生がインターンシップに求めるものは?」などを、最新データをもとに解説します。
引き続き、できる限りリアルタイムに近い「旬」のデータをお届けし、みなさまからの質問にも「その場で」お答えしておりますので、是非ご視聴ください。本記事では、セミナー内容をまとめています。
毎月恒例のキャリタス就活さんによる内定率推移の調査では、6月1日時点の内定率が83.7%でした。先月調査(5月1日)の76.2%から、1ヶ月で7.5ポイントの上昇でした。早期化の影響で内定出しも早まりましたが、6月1日時点では、ほぼ前年並みに近づいています。
一方で、「内定を保持しながら、就職活動を継続する」割合が、前年に比べると若干増えています。また文理別に見ると、文系学生において割合が高いこともわかります。
内定を持ちながら就活を継続する学生が増えているという状況は、マイナビさんのデータからも読み取れます。
まずは、平均エントリー社数に関する経年比較グラフをご覧ください。
以前の採用ウォッチでも、26卒学生は厳選応募傾向とお伝えしました。グラフを見ると前年と比べ、「2月までのエントリー社数は減少傾向」に対して、「3月~5月のエントリー社数は増加傾向」が見られました。後半のエントリー社数増加については、意外な結果と感じられた方も多いのではないのでしょうか。
仮説ですが、25卒~26卒にかけて早期化が加速し内定が早くもらえるようになった一方で、「本当にこれでいいのか?」と思いながら就活を継続する学生が増えているのかもしれません。ゆえに、4月~5月の後半戦でエントリー社数が増えているとも考えられます。
同調査による「就職活動に対して持っている不安」という質問に対しては、内々定があり活動を継続している学生の回答は、「現在の内々定先企業に入社してよいのか」が最も多く47.2%という結果もあります。
このような傾向は、企業にとって「後半での巻き返しのチャンスが広がる」というポジティブな側面があります。ただ、就活の早期化に加えて「長期化」も加速し始めたサインと考えると、採用側にはネガティブな要素となります。
また、上のグラフからわかる通り、就職活動を終了している学生の多くは第一志望の企業からの内々定を保有していますが、第一志望以外の企業から内々定をもらっている学生については、引き続き就職活動を継続する傾向にあります。
ベネッセi-キャリアさんによる調査でも、内々定企業に満足できず就活を継続する学生が過去3年間で増加傾向という結果が発表されています。
「これからの就活について」という質問に対して、「内々定先があるが、満足していないので就職活動を続ける」と回答した学生が、24卒~26卒にかけて徐々に増えていることがわかります。
やはり、内々定を保有しながら後半戦も就活を続ける学生が増えている可能性はありそうです。採用側として、このような状況を採用戦略の中でどのようにとらえて、どう踏み込んでいくかは、今後の論点になるかと思います。
◎本編「マンスリー採用ウォッチ7月」の動画では、OB・OG訪問に関する学生の意識調査、日本の人事部「人事白書調査レポート」より、『新卒採用で重視した能力はコミュニケーション能力が8割』のサマリーもご紹介しています。従業員規模別・業界別・業績別による求める能力のアンケート結果がご覧になれます。併せてご覧ください。
27卒採用については、夏インターンシップ集客の真っ只中かと思いますので、ワンキャリアさんによる2027年卒 就活実態調査をご紹介します。
夏インターンシップにエントリーする際、学生は日数・形式などの条件面を重視しつつ、最重要ポイントは「開催内容・得られる経験」というコンテンツであることがわかります。
夏インターンシップへの参加目的については、「選考優遇をもらうため」が最多でした。26卒調査での23.9%から大幅に増えていることから、学生側の認識としても「選考優遇をもらうこと」が浸透しているとわかる結果でした。
また、27卒では「業界理解」が2位になっています。早期化による焦りからのアクションもあり、「業界・職種の理解」といったより広い視点を目的としてインターンシップに参加し、「解像度を上げたい」というニーズの表れかもしれません。
マイナビさんの調査でも、オープンカンパニーや何かしらのキャリア形成活動に参加した割合が先月よりも大幅に増えており、夏のインターンシップなどに向けて早い時期から学生の動きが活発になっていることがわかります。
オファーボックスを運営するi-plugさんの公開情報によると、オファーボックスの利用企業登録数は前年同月比+14.3%、学生登録数は前年同月比+22.3%でどちらも昨年を上回っています。伸び率では、企業登録数より学生登録数の方が高く、27卒学生の意識や傾向が垣間見えます。
27卒学生へのオファー送信数についても、前年同月比+161.8%とかなり増えています。一方で、27卒学生のオファー承認数を単月で見ると、前年同月比+50.9%と高まっているものの、まだ追いついていない現状も伺えます。
早期化の加速により企業側のアプローチも早期化していますが、学生のアクションが追いついていない側面もあり、春夏のインターンシップやオープンカンパニーの集客に苦戦している企業さまが多いのも、このような状況と一致する点があるのではないでしょうか。
新卒採用のダイレクトリクルーティングを代表するオファーボックスさんのデータは、採用マーケット全体の傾向に近いと思いますので、参考にしていただければ幸いです。
◎本編「マンスリー採用ウォッチ7月」では、産経新聞社さんとワークス・ジャパンさんによる27卒就職人気企業ランキング、就職活動で活用した情報源などもご紹介していますので、併せて動画もご覧ください。
以上、今月のマーケットデータでした。採用活動に少しでもお役立ていただけましたら幸いです。
動画は、以下よりご覧いただけます。来月以降のご視聴もお待ちしております!
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