STRUCT REPORT
インターンシップノウハウ

インターンシップカンファレンス2018に参加してきました

平山博喬

2018年5月14日に初の開催となった「インターンシップカンファレンス2018」に参加してきました。こちらはインターンシップについて考える場として「学生が選ぶインターンシップアワード」実行委員会により主催されたものです。内容は、インターンシップに関して経済産業省の方のキーノートスピーチ、現役学生によるパネルディスカッション、学生が選ぶインターンシップアワード受賞企業とそのプログラムのプレゼンがあったりと充実の内容。すでにインターンシップを実施している企業だけでなく、これから導入を検討している企業や、大学で学生の進路指導に従事されている方など多くの方で賑わいました。改めて新卒採用市場において、インターンシップへの関心がより一層高まっていると感じた日になりました。

〈詳しいプログラム内容や受賞企業はこちらからご確認ください〉
https://internship-award.jp/

●上位校の学生によるパネルディスカッションにはヒントがたくさん!

今回のカンファレンスにおいて、インターンシップアワード優秀賞を受賞した各企業のインターンシッププログラム内容も、たくさんの学びや気付きがありましたが、個人的に大変面白かったのが、4人の現役学生によるパネルディスカッションです。インターンシップについての、学生目線でのストレートな意見は大変参考になり、今後のインターンシッププログラム開発のヒントになると感じました。今回は少しだけご紹介できればと思います。

●フィードバックってどれくらいのレベルでやってほしいですか??

多くのインターンシップで見受けられる、学生の何らかのアウトプットや行動に対して社員が行うフィードバック。惹きつけや、学生を成長させるという観点でも重要なポイントだとわかりつつも、学生に対しどのレベルで行えば良いのかは迷うところ。ここを学生達が意見してくれました。

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■充実かつ丁寧なフィードバックがあるインターンシップがいい。
■自分の行動が実社会の中でどう評価されるのかをみたい、そのため社会人のフィードバックは気付きになるし、成長につながる。
■学生だと思わず良いところも悪いところもしっかり伝えてほしい。
■自社の新入社員に行うOJTと同じレベルでやってほしい。
■質と量が重要だと思う。質で言えば厳しめがいい。そして1人1人にやってくれるような密度の高いものがよい。量でいえば多ければいいというわけではない。能動的に考えさせるようなフィードバックがよい。

現場で感じたことは、学生はインターンシップにおいて、その企業の社員からのフィードバックはあって当然だと思っているということ、かつ自己成長に繋げるためにお客様扱いせずに良い点はしっかり見てもらった上で、厳しいフィードバックで気付きを与えてほしいと思っているということでした。さらにフィードバックが充実していることが、そのインターンシップの満足度を大きく左右するということ。充実したフィードバックのイメージとして、今回優秀賞を受賞したある企業さんのフィードバックが紹介されていました。その企業さんでは開催期間中、適宜口頭によるフィードバックを行いながら、終了後には1人1人に対して、最終フィードバック書を渡すそうです。なんとその最終フィードバック書を作るにあたっては、開催期間中の行動や発言も記録して作成するそうです。

言わずもがなですが、多くの企業が自社イベントとしてインターンシップを導入するようになってきた今、ますますプログラム内容やフィードバックでの差別化がポイントとなってくることは間違いなさそうです。この夏から始まる20新卒採用マーケットにおいてどんなインターンシップが登場するのか楽しみですね。この夏は熱くなりそうです!

平山博喬
クライアントパートナー

「もっと頼っていただける人間になりたい」 組織・育成・ブランディング・マーケティング・プロモーションまでマルチな企業支援を目指します!プライベートでは体を動かすことが好きでいろんなスポーツに手を出しています。ひさびさにお会いする人にはいつも背伸びた?とか痩せた?と言われますが、食べるのも飲むのも大好き!行きましょう!


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