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理想のリクルーターに近づく、たった2つの少しの工夫

小緑直樹

リクルーターに関する悩み

今日はリクルーターをテーマに書きたいと思います。
ここでいうリクルーターとは、採用活動前半のインターンシップや会社説明会の座談会などで登場し、学生を惹きつけ魅了する役割のリクルーターです。モチベーターとか、PRリクルーターと言われることもあります。

色々な会社からお話を伺っていると、どの会社にも1人か2人、理想のリクルーターがいらっしゃいます。
イメージでいうと、業界、会社、仕事、の魅力を学生に分かりやすく伝えると共に、学生にこんな人のようになりたいという憧れを抱かせる存在。そんなリクルーターです。

ただ、「この人に任せれば間違いない」というエースリクルーターは、例外なく、本業でも売れっ子です。頼り切るわけにもいきません。

「どうしたら、多くのリクルーター社員を、彼/彼女のような理想のリクルーターにすることができるのか?」

リクルーターに関するお悩みは、ほぼこの悩みに集結します。

自社内でできる理想のリクルーターに近づける方法

自社のリクルーターが「理想のリクルーター」になるための近道は、やっぱりリクルータートレーニング!
それは間違いありません。専門性、網羅性のある<インプット>、ワークでの実践の場で活かせる<アウトプット>、を経験豊富なプロが進行するリクトレは、「理想のリクルーター集団」へと底上げします。

詳しく、リクトレの効用を知りたい方は別記事をご覧ください。
リクルーターが陥りがちな「3つの症状」と解決の処方箋
【新卒採用】リクルーター活用のススメ

しかし、中には「リクルーターは少人数だし、リクトレやるような予算もない」という場合もある思います。そんな方に向けて、自社内でもできる「理想のリクルーター」に近づける2つの工夫をお伝えします。
それは、
1)【会社の魅力発信】「so what」(だから何)に応える
2)【自分の魅力発信】3つの「観」を含めて話す
になります。

採用活動前半のリクルーターの大きな役割は、魅力発信です。魅力発信は、会社の魅力、自分の魅力の2つがあります。この、会社&自分の魅力発信において、少しの工夫で大きな効果を発揮する方法になります。

【会社の魅力発信】「so what」(だから何)に応える

魅力付けの上手い理想のリクルーターは、自社の魅力を伝える際、「学生のメリット」まで含めて、伝えます。

例えば、「シェアNo.1」といった自社の魅力。「うちのこの製品はシェアNo.1」という魅力を伝えるところで、完結してしまっていないでしょうか?学生を惹きつけるリクルーターは、「シェアNo.1」という魅力伝達で完結するのではなく、学生が感じるであろう「so what(だから何)」の部分まで言及します。
例えば、以下のようなイメージです。
「うちのこの製品はシェア№1。だから実際の営業の現場ではお客さんが知ってくれていることが多い。すると、細かな製品説明を省ける分、お客様の課題をじっくりヒアリングできる。結果、深い提案もできて、お客様も喜んでくれる。顧客に良い提案をしたいと思っている人には向いている仕事だと思うよ」

その他の魅力も同じです。「優秀な社員が多い」「実力主義」「社会に影響ある仕事ができる」などなど。魅力を伝えることで終わり。ではなく、その魅力から言える、学生のメリットまで深めて、伝えてみてください。

一度、自社の魅力の洗い出しと、その魅力から言える学生にとっての「so what(だから何)」をとりまとめると、強力なツールになります。

【個人の魅力発信】】3つの「観」を含めて話す

魅力付けの上手い理想のリクルーターは、自分自身を伝える際、人生観、職業観、価値観といった3つの観を含めて話をします。3つの観と自社を接続して学生に伝えることができると、学生は「この人のように活き活き働きたい」といった憧れを抱いてくれることが多くあります。
では、具体的に、3つの観について具体的にお伝えします。

<人生観について>
どんな人生を送りたいと思っていて、その中で、自社は、どのようにフィットしているか?を伝える。
例:自分は人生を楽しみたいと思っている。楽しむにあったって重要なのは、自分自身で「決断」することだと思っている。うちの会社は、個人の決断を尊重してくれる会社。例えば・・・・。

<職業観について>
どんな仕事、働き方を望んでいて、自社はどのようにフィットしているのか?と伝える
例:自分は人への貢献に喜びを感じる。だから、お客様にとことん貢献できるこの仕事をやりたいと思っていた。今の仕事は、徹底的に顧客に向き合える。例えば・・・。だから、自分に合っていて、天職だと思っている

<価値観について>
ゆずれないこだわりや、好きなこと、大切にしていることをについて、自社がどのようにフィットしているのかを伝える
例:仲間から刺激を得て、自分からも刺激を与えられる、そんな組織に身を置きたいと思っている。今の職場は、まさにそんな環境。例えば・・・

このように自分の3つの「観」を含めて学生に伝えられるように棚卸しできていると、理想のリクルーターに近づきます。

●まとめ
いかがだったでしょうか?
学生にこんな人のようになりたいという憧れを抱かせるリクルータになるためのキモは「会社と個人の魅力発信」です。
会社の魅力発信においては、学生メリットまで伝えられるように、会社の魅力を棚卸しください。
個人の魅力発信においては、人生観、職業観、価値観を含めて伝えられるように、リクルーターの方自身について棚卸ししてみて下さい。
そして、もし、リクルータートレーニングなどについて必要性を感じていらっしゃれば、ジャンプまでお気軽にお問合せ下さい。

小緑直樹
クライアントパートナー

「採用」や「組織」に関わる仕事は、よりよい日本、さらにはよりよい世界を創っていく上での最適な人材活用に携わる ことだと思っています。そんな大きな思いを忘れず日々仕事に打ち込んでいます。趣味のジャグリングはいつでも披露します!


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