ビジョン、カルチャーへの共感が、ぶれない組織を作る ~LIFULL/羽田氏(後編)〜


この2月は、「新型コロナウイルス」の問題一色となりました。
特に先週半ばくらいから、危機感が顕在化している印象です。
日に日に状況、そして世論が変化しているので、後々この記事を見たら
観点がズレている可能性ありますが、やはり書き留めたいテーマです。
ジャンプがど真ん中にいる「採用マーケット」でも、さまざまな影響が出ています。
少なくとも3月いっぱいは、合同イベントや説明会、面接などの自粛が進んでいる。
ともなって、一気に各社検討が進んでいるのが「オンライン説明会・面接」の導入です。
「他社はどうするの?」「導入考えたほうがいい?」「具体的にどうしたらいい?」
そんなご質問やご相談が、日々増えています。
イノベーション(革命的な変化)は、黒船的な外圧から生まれることが多々ある。
今回の件は、採用マーケットにおいても黒船なのかもしれません。
ここから私見です。
採用活動におけるオンラインコミュニケーションは、「採用強者に有利」です。
なぜなら(少なくとも現時点では)「対面コミュニケーションによる惹きつけ」
は採用弱者の生命線であり、「志望度の逆転」を起こす最強のコンテンツだからです。
ある調査では、面接で志望度が上下した人は全体の80%にのぼります。
対面コミュニケーションで志望度が可変するからこそ、
各社リクルーターや面接官の人選と強化に取り組んでいるのです。
もちろんオンラインでも表情を見ながら対話することは可能です。
面接の最大目的である「評価」については、さほど影響はでないでしょう。
移動時間とコストを考えれば、双方にメリットもあるでしょう。
しかし「惹きつけ」という観点では、どうしても「伝わりにくい温度感」が出てしまう。
説明会に至っては、一度に複数を相手とするためさらに距離感が遠くなってしまう。
よって「逆転」を起こしにくい。
その結果、採用コミュニケーションのオンライン化は、
「そもそも人気がある強者に有利に働く」と想定することができるのです。
とはいえこの見解は、「少なくとも現時点では」の話です。
オンラインで「伝わりにくい温度感」というものも、所詮は「慣れ」かもしれません。
数年後には、まったく影響がなくなっている可能性はあると思います。
そしてコミュニケーションのプラットフォーム(どうやって)が変わっても不変なのは、
「何を」訴求するかというテーマです。
自社ならではの求心力となる「独自価値」を自覚し、発揮し、強化しつづけること。
その本質的で不変的なテーマに向き合える企業が勝つという原理原則は、
変わらないと思います。
理想を追求し続けたら、起業に行きつきました。ジャンプは自分の人生そのものです。ジャンプはクライアントにとって、頼れる同志であり続けたい。社員にとって、燃える場所であり続けたい。約束は守る男です。週末は野球がライフワーク。
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