ダメ。ゼッタイ!採用面接で聞いてはいけないことを復習する。


「ダイレクトリクルーティング」は一般的に人材データベースから、企業が求める人材を探し、直接アプローチを行う採用活動です。現在、新卒・中途問わずに、採用手法の1つとして取り入れている企業も多くみられます。私自身も現在、あるクライアントの中途向けダイレクトリクルーティングの運用支援をしています。求める人材に、直接アプローチできるのはいいのですが、スカウトメールは開封されないことには効果が発揮されないため、どんな件名がベストなのかを、開封率をみながら調整していきます。それでも、ターゲットの思考性や置かれた状況はバラバラのため、開封されないことだってあります。しかし、なるべく多くのターゲットに開封してもらい、詳細を見てほしいと常に感じています。
私はジャンプが2社目です。前職の広告会社に営業として勤務していた時、31歳くらいで転職活動をしました。結構最近の話です。その時は人材紹介会社とは別に、大手のスカウトサービスにも数社登録をして、求人情報を収集していました。スカウトメールは毎日来ましたが、全て見ていたわけではなく、基本的には件名を見て興味が沸いたメールのみ開封し、他はほったらかしにしていました。割合でいうと10通中2通くらいしか開いていなかったと思います。その時の記録が残っていたので、ほんの少し振り返ってみようと思います。
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私個人の意見として、いろいろスルーの要因はありますが、長い件名や、多くの要素を混ぜ込んでいるものは、キャッチという意味で目には留まらないし、ごちゃごちゃしているし、基本的にはスルーしたくなります。ちなみに②のように、タイトルトップに締め切り日が書いてあるとちょっとドキっとしますね。
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こうみて見ると、まず文字数は30字前後のものを良く開封していたようです。やはりこのくらいの文字数のタイトルは一瞬で読めますし、多くの要素も入っていないので、見易いですよね。また基本かもしれませんが、③や⑤のように自分個人に向けられているようなタイトルは、開封の動機が高まります。①は完全に変化球、おもしろいですね。どんな社長だろうって興味が沸きます。
以上いかがだったでしょうか。今回は、私が転職活動をしていた時に送られてきた、スカウトメールをご紹介させていただきました。開封と未開封のグループ分けは、完全に私個人の主観によるものではありますが、スカウトメールを作る時のヒントになれば幸いです。
「もっと頼っていただける人間になりたい」 組織・育成・ブランディング・マーケティング・プロモーションまでマルチな企業支援を目指します!プライベートでは体を動かすことが好きでいろんなスポーツに手を出しています。ひさびさにお会いする人にはいつも背伸びた?とか痩せた?と言われますが、食べるのも飲むのも大好き!行きましょう!
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