「ゼロイチ」が得意ではない人が、起業するとどうなるのか?
夢はあるけど、不安もある。
「今は会社員をやっているけど、独立・起業の願望もある。いつかは自分で旗をあげたい!」
「でも、本当にやっていけるんだろうか?家族もいるし、もしうまくいかなかったら生活にも影響するし・・・」
こんな想いをもっている方は、たくさんいると思います。かく言う私も、実はその一人でした。
私の場合もっとも不安だったことは、商品やサービスの企画をして、値づけをして、リリースするという経験がまったくなかったこと。いわゆる「ゼロイチ(ゼロからイチを生み出すこと)未経験」というやつです。しかも、人がなかなか思いつかないアイデアを出すことは比較的苦手。そんな人間が起業してうまくいくんだろうか?
やりたいことが見つかってから意思決定するまでに2年ほどかかったのは、そんな不安があったからでした。
そんな私がちょっとだけ自信をもち、覚悟を決めるきっかけになったのは、ある本との出合いでした。
私が覚悟を決めるきっかけとなった本
それは、こちらの「現場力を鍛える」という本です。
現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件
どんなに共感を呼ぶビジョンがあっても、どんなに合理的な戦略があっても、「実行」が伴わなければ絵に描いた餅。成果は出ない。何よりも重要なのは、実行をつかさどる「現場」である。そんなメッセージが込められた本でした。
そうか。「実行力で差別化」することは可能なのか。それならできる。得意だ。ゼロイチが得意でない自分でも、がんばればやっていけるんじゃないか?そう思うことができ、起業を決めました。
どんな職場、どんな仕事をしていても、手に入れられるもの。
もちろん「戦略」を軽視しているわけではありません。ただ、必要以上に重くとらえることをやめました。なので「何をやるか」を固める前に、「誰とやるか」を固めることにしました。何をやるかは一緒にはじめる人間と話し合って決めればよい。そのほうが良いアイデアも出るだろう。
そんな流れでつくったのが、ジャンプ株式会社です。創業から7年半。何をもって「成功」と定義するかは人それぞれでしょうが、少なくとも胸を張って言えるのは、「会社をつくってよかった!」という気もちです。
結論として私は、ゼロイチが得意でない人が起業しても大丈夫!と言い切ります。ただしその場合、「実行力」と「仲間」がより重要になるでしょう。
そしてその2つは、どんな職場、どんな仕事をしていても、努力次第で手に入れられるものだと思います。「今は会社員をやっているけど、独立・起業の願望もある。いつかは自分で旗をあげたい!」という方にとっての最短距離。それは、日々の仕事と周囲の人に、真摯に向き合うことなんじゃないかと思います。
増渕知行
代表取締役 クライアントパートナー
理想を追求し続けたら、起業に行きつきました。ジャンプは自分の人生そのものです。ジャンプはクライアントにとって、頼れる同志であり続けたい。社員にとって、燃える場所であり続けたい。約束は守る男です。週末は野球がライフワーク。
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