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【採用こっそり相談室】惹きつける面接の重要性と4つのポイント

惹きつける面接のポイント

弊社代表増渕によるYouTubeチャンネル「採用こっそり相談室」では、採用に携わる企業人事の方々に向けて、採用マーケットの情報をできるだけわかりやすく解説した動画をお届けしております。

今回のテーマは、「惹きつける面接のポイント」についてです。
本記事では、動画内容をまとめています。

●選ぶ採用から、選ばれる採用へ

「面接で惹きつけが重要だ」ということは、みなさんも充分ご存知かと思います。
「選ぶ採用」から「選ばれる採用」へとマーケットが変化していることは、この動画でもお伝えしていますが、改めてデータでも確認したいと思います。
リクルートによる調査「内定企業への志望度が最も高まった場面は?」をご覧ください。

過去7年分を遡ってみても、志望度が高まった場面の第1位は「面接」です。
面接で会った人の印象や、コミュニケーションの内容を通して志望度が高まり、入社を決めた学生が実は一番多いのです。そのため、「選ぶ採用」から「選ばれる採用」になるために、とても重要なコンタクトポイントが面接であると、再認識できると思います。
そこで、面接官が意外と実践できていない重要な4つのポイントを解説します。


●ポイント①過去を深掘りして、共感する

1つ目のポイントは、目の前にいる学生の過去の事実を深掘りし、そのエピソードに対して共感を示すということです。すでに実践されている方も多いと思いますし、意識をすれば簡単にできるテクニックです。
Z世代と言われる昨今の学生は、「どちらかと言えば、自己肯定感が低めの子が増えている」また、「どちらかと言えば、承認欲求が高めの子が増えている」という傾向が一つあります。このような心理に対して、「共感」は重要なポイントになります。
学生にとって、自分自身という個(個人)に向き合ってくれたという印象や、自分自身の中身を正しく理解してくれた、ありのままの自分を受け入れてくれたという印象が醸成できると、「入社後も安心して働けそう」という気持ちにつながります。
重要だけれども、意外とできていない人も多いポイントとして、ご紹介させていただきました。


●ポイント②相性の良さを示唆する

これは、目の前にいる学生と面接官である自分自身の相性の良さや、自社との相性の良さを示唆するというテクニックです。
学生の過去を深掘りすることで見えてくる「らしさ」や、学生が「未来にどうありたいか」を聞きながら見えてくるキャリアや生き方に対する理想と、面接官である自分や自社との共通項が見出せた場合に、それを示唆することで志望度アップにつながります。
例えば、学生が過去に「何かに挑戦した」という事実があった場合、自分や自社にも近いエピソードがあったなら、それを伝えることで、学生自身も「この会社とは相性がいいかもしれない」と感じてもらうことができます。また、学生のキャリアや生き方など「未来の理想」に対しては、自社の理念や社会に提供できる価値を示すことで、相性の良さを示唆することができます。


●ポイント③逆質問対応は背景に応える

面接の中盤から後半にかけて、面接官から学生に対して「何か質問はありますか?」と聞く場面があると思います。これは学生の志望度を大きく左右しますが、答え方で損をしてしまっている面接官が多いのも事実です。
学生の質問に対して「内容」だけを聞いて答えるのではなく、「なぜそれを知りたいのか」という質問の背景や、具体的に知りたいポイントを確認してから回答すると、学生へのメッセージがより刺さりやすくなります。

例えば、学生から「海外出張って、多いですか?」と質問された場合、それに対して、「多い・少ない」だけで答えるのではなく、なぜその質問をしたのかを考えます。「いずれ海外勤務をしたい」という思いが背景にあるのか、「できれば国内限定で働きたい」と思う背景があるのかによって、答え方は当然変わってきます。
学生の質問に対しては、その背景をひと探り入れてから、よりフィットした回答をすることを意識しましょう。


●ポイント④個人を応援する姿勢はブラさない

先にご紹介した、「ポイント②相性の良さを示唆する」、「ポイント③逆質問対応は背景に応える」を面接で実践した結果、自社に合っていないケースも出てくると思います。
ただ、目の前にいる学生は大変優秀で、入社してくれたなら自社の変革人材になり得るかもしれない、既存社員にはいないタイプだけれど自社に入社してほしい、という時には、「共通項」が見出せないことや、「質問の背景にある思いや希望」に応えられないことを誠実にフィードバックした方が、実は入社の可能性が高まる場合があります。

相性の良さが示唆できないにも関わらず無理矢理にこじつけたり、逆質問の背景を聞き自社とフィットしないにも関わらず嘘をついても、入社の確率は上がりません。

学生の志向性と自社の相性がミスマッチだった場合は、それを認めた上で新しい視点を提供してあげることが重要です。そのような姿勢が、一人一人に向き合い「その学生の人生を応援する」ということとつながり、入社してくれる確率が上がるアプローチでもあります。
できるケース、できないケースあると思いますが、重要なポイントですのでご紹介しました。


●まとめ

面接での惹きつけに重要だけれども、意外とできていない面接官が多いポイントをまとめると以下のようになります。

どれか一つでも参考になった点がありましたら、ぜひ意識をしていただければと思います。
また、上記のようなポイントを浸透・徹底させるべきは、人事以外の現場の面接官でもあります。惹きつける面接のポイントが現場の面接官に浸透・実践できている会社は、採用でも成果をだしています。
浸透・徹底ができていない場合は、現場の面接官に対してトレーニングをする必要もあると思います。弊社ジャンプでは、面接官受けのトレーニング・啓蒙活動の実績も多数ありますので、ご興味をお持ちの方は、ぜひご相談ください。

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動画では、「「惹きつける面接のポイント」について、より詳しい解説があります。
引き続き、企業人事の方々に役立つ情報、「気になっていたけど調べられていない…」という情報を、10分前後にまとめて、わかりやすく解説してお届けいたしますので、ぜひ、ご視聴ください(火曜日配信)。チャンネル登録もお待ちしております!

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