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採用コラム

採用ピッチ資料とは?作成のメリットや必要なステップを解説

採用ピッチ資料の作り方

●注目の採用ツール「採用ピッチ資料」とは

採用情報のオープン化が加速し、求職者は以前よりも、「企業のリアルな情報を知りたい」という志向が強くなっています。また、タイムパフォーマンスを重視する傾向も重なり、「少ない時間で効率的に情報収集したい」というニーズも高まっています。
そのような背景を受けて、注目を集めている採用ツールが「採用ピッチ資料」です。採用ピッチ資料の“ピッチ”とは、プレゼンテーションの短縮版のこと。会社の概要を中心にまとめた説明会資料とは異なり、企業の課題や働く人のリアルを伝え「有効応募につながる資料」という観点で作成されています。また、採用ピッチ資料はそれ自体が社内外に広く展開されることで、認知形成と共感醸成に効果を発揮します。

この記事では、採用ピッチ資料の作成を検討されている企業さま向けに、採用ピッチ資料作成のメリット・効果や、採用ピッチ資料の作り方をまとめています。また、弊社ジャンプの採用ピッチ資料もサンプルとしてご覧いただけます。
記事の最後には、ジャンプがご提案する採用ピッチ資料の詳しい制作ステップや、事例をまとめた資料もご用意しております。ご興味をお持ちの方は、ダウンロード申請の上、併せてご活用ください。


●採用ピッチ資料を作成するメリット・効果

採用ピッチ資料は、自社で行う説明会だけではなくエージェントも活用でき、多くの求職者に自社の魅力を訴求することができます。また、求職者だけではなく既存社員に向けて発信することで、インナーブランディングにも役立ちます。
このように、採用ピッチ資料は、社内外に広く展開されることで、認知度アップや企業理解への共通化に効果を発揮するツールです。社外向け、社内向けにはそれぞれ、以下のような効果が期待できます。

1.社外向けの効果
採用ピッチ資料の社外向け効果としては、求職者に対する自社の魅力の理解促進と共感醸成を通して、選考への移行意欲を引き上げることができます。
具体的には…
・企業情報や採用情報の網羅性が高いため、求職者による理解度と共感度の底上げを図ることができる
・自社の課題やリアルを伝えることで、「自身に合うかどうか」という観点でセルフスクリーニングを促すことができる

2.社内向けの効果
採用ピッチ資料の社内向け効果としては、面接官やリクルーターに対して、採用情報発信における共通言語づくりや一貫性担保を図ることができます。
例えば…
・社内のすべての採用関係者が、自社について体系的に再確認することができる
・社内のすべての採用関係者が、同じ水準で自社の魅力と自社の採用を語れる状態になる


●採用ピッチ資料作成における注意点

採用ピッチ資料の作り方に必要な「構成」や、盛り込みたい情報の「項目」を伝える記事は、Web上にも数多くあります。有名企業や人気企業の採用ピッチ資料もオープンになっているため、模倣しやすいという側面があり、ともすると「どこかで見たような採用ピッチ資料」になってしまいます。

採用ピッチ資料は、プレゼンによる補完を前提とした会社説明会資料とは異なり、それ自体で完結するツールです。Web上で一人歩きすることも想定される資料であるとも言えます。

既視感のある採用ピッチ資料ではなく、他社と差別化し、採用効果を高めるためには、自社ならではの作成目的、ねらい、コンセプト、強み、採用ストーリーなどを考え抜く必要があるのです。

では、具体的にどのようなステップで作成を進めるとよいのか、以降にまとめています。


●採用ピッチ資料の作り方 ステップ➀:目的の設計

採用ピッチ資料の作成にあたっては、自社の採用戦略や採用課題の整理、既存の採用広報ツールや現状の会社説明会など、全体を見た上で、目的を決める必要があります。
例えば…
・応募者増員を狙った認知向上のためなのか
・面接効率化を狙った理解促進のためなのか

という目的が異なれば、内容はもちろん、どんな形、タイミングで、どんなメッセージと一緒に採用ピッチ資料を公開し、伝えていくかも異なります。

つまり、自社採用において、何を解決するための採用ピッチ資料なのか?なぜ、他の施策ではなく採用ピッチ資料なのか?を突き詰めていく必要があるのです。
その点がクリアになるほど、次の採用ピッチ資料作成のステップ②以降も、ブレが少なくなります。


●採用ピッチ資料の作り方 ステップ②:コンテンツとストーリーの設計

まず、ステップ➀で策定した目的を踏まえ、コンテンツ(何を伝えるのか)を決めていきましょう。

Web上には、採用ピッチ資料の作り方に必要な「構成」や、盛り込みたい情報の「項目」を伝える記事が多数あります。会社概要、事業内容、福利厚生など、代表的な項目やテンプレートが紹介されているため、穴埋め式に作成しがちです。もちろん、必要な情報ではありますが、情報を埋めるのは枝葉にすぎません。

幹となるのは、「採用ピッチ資料を読んでもらい、何を持ち帰ってもらいたいのか」という視点です。これは、自社目線ではなく、求職者の視点で、求職者の「知りたい」に応えることが重要です。

例えば、「自社らしく、ターゲットに刺さり、競合がアピールしにくい」そんな独自価値(自社ならではの強み、魅力)は、求職者が最も知りたい事の一つ。独自価値という大きな視点を入れたうえで、会社概要や事業内容職場環境をどのように伝えるのか?とストーリーに落としていくと、自社らしく、差別化の利いた採用ピッチ資料につながります。

そして、資料全体に流れるストーリーを印象付け、候補者の共感を呼ぶためには、言葉によるメッセージの力もカギとなります。これらの要素を、採用HPと連動させたり、面接官となる社員が特集されているページにつなげたりと、自社にある採用資産と接続を図ることで、より骨太な採用ツールになります。
【関連記事】
採用コンセプトメッセージの効果的な作り方と活用方法


●採用ピッチ資料の作り方ステップ③:デザイン性とメンテナンス性の担保

注目度の高い採用ピッチ資料は、各社ともデザイン性が高く、一つの差別化要因になっています。
採用ピッチ資料は、「読んでもらう」という受動的なツールであるからこそ、読み手に負担をかけないよう、簡潔で必要最低限の文字量、イメージを伝えられる画像の利用、視認性の高いフォント&配色など、デザインも妥協できない大きなポイントです。
同時に、リアルタイムに情報をアップデートできるツールであるため、メンテナンスしやすいパワーポイントやキーノートといったメジャースライドツールで作成することが多いのも特徴です。
高いデザイン性で、これら汎用性の高いスライドツールを駆使できるようなスペシャリストが自社にいれば、その人に一任したい…というのが各企業のホンネでしょうか。


●採用ピッチ資料作成のご依頼はジャンプへ

採用ピッチ資料のステップ➀~③は、独立した一つ一つのステップではなく、連動しています。
ジャンプでは、貴社の採用戦略や現状の採用課題、訴求できる独自価値、採用ピッチ資料に対する要件などをヒアリングさせていただくことからスタートします。また、採用競合の調査もおこない企画の方向性を探ります。
9つのファクター・45の魅力因子から企業の独自価値を抽出するツールを活用し、「何を伝えるのか」を設計し、そのコンテンツをストーリーに落とし込む、ストーリーメイキングをおこないます。
クリエイティブに落とし込むコピーライターやデザイナーといった専門家が在籍していることも、ジャンプの強みです。 自社で採用ピッチ資料を作るのが不安、または迷っているという企業さまは、ぜひ一度ジャンプにご相談ください。
サンプルとして、弊社ジャンプの採用ピッチ資料も以下よりご覧いただけます。


また、ジャンプがご提案する採用ピッチ資料の詳しい制作ステップや、事例をまとめた資料もご用意しております。ご興味をお持ちの方は、ダウンロード申請の上、併せてご活用ください。

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「世界にひとつの採用戦略を。」をスローガンに採用力の強化により、企業価値そのものの向上までを支援する会社。本気で、会社を変えたい。本気で、会社を良くしたい。そう強く決意する皆さまに、採用戦略、組織戦略、ブランディング、販促・集客、などを支援しています。


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