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採用コラム

ワーキングマザー8年目。家事・育児の何を大変だと私は感じているのか?

石川沙絵子

この4月からワーキングマザーとして働き始めて8年目。社会人生活の半分をすでにワーキングマザーとして過ごしてきましたが、今だに仕事と家事・育児との葛藤は毎日のようにあります。家事・育児の何を大変だと私は感じているのか?最近新たな気付きがあったのでまとめてみたいと思います。

1、 予測不能というストレス
最近気づいたのが、家事・育児の大変さは単純なタスク量が問題なのではないということ。
仕事というのは経営目標に向かって四半期毎、月毎、週毎、日毎に計画を立てて進めるのが基本だと思います。しかし、育児は予測不能なことがたくさん起こります。水を飲みたい、牛乳がこぼれた、ちょっと聞いて、これとって、オムツ替えてetc・・・仕事でいうトラブル対応、顧客問い合わせが、予測不能なタイミングと数、毎日のように大量に来るのでそれを打ち返さないといけないストレスが大きいのだと気づきました。また、忙しいからと予定をがっちり立て過ぎると、その予定を崩されたことのへストレスが重なり、余計大変に感じます。我が家は夫婦共に予定を詰め過ぎてしまう傾向にあるのですが、ある程度の余白時間は意識してつくるようにしないといけないなと日々反省しています。

2、あらゆる分野の専門家としてのスキルと責任を求められる重圧
皆さんの家では、誰が家族の健康管理を担っていますか?大抵の家庭ではお母さんがその役割を担っていると思います。女性はお母さんになった瞬間から、家族の健康を気遣い、栄養士、看護師のような役割も自然と担うようになっていると感じます。それだけでなく、調理師、ハウスキーパー、ベビーシッターとして、あらゆる分野の知識やスキルを身に付け、家族の健康を維持する努力をしているわけです。私も1人目の時には何でも自分でやろうとしていましたが、ようやく最近、それって限界があるなぁということに気づきました。今までそうした専門知識を身に付けていなかったからできなくて当たり前で、家族の健康に対する責任があるからこそ、逆に家族や友人・知人、行政や外注サービスなど、外部の力を上手く借りてサポートしていかないとな、と思っています。

1、2を総合すると、自分の専門外のことに対して、落ち着いて考えたり計画する間もなく次々と課題解決をしていかなければならない大変さが家事・育児にはあるなと思います。わからないならわからないなりに夫婦2人で立ち向かえればよいですが、1人目の育児でワンオペで、となると多大なストレスを感じるのもよく理解できます。
我が家は当分子育て期間が続くので、余白時間を持てるような働き方・暮らし方、チーム戦で育児・家事に取り組むことを意識して、引き続き上手く両立させていきたいなと思います。

石川沙絵子
クライアントパートナー

「調和のとれた社会づくり」というビジョンに向かって、働く一人ひとりが強みを発揮できる組織づくりをめざしています。また、一人でも多くの女性が活き活きと働ける社会をテーマにした活動も広げています。プライベートでは三児の母。


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