上手く波にのれている??リモートワークでストレスレスに仕事を進める3つのポイント


この4月、育休明けのワーキングマザーを迎い入れた職場も多いのではないでしょうか?
今日はワーキングマザーが活躍し続けられる職場環境作りのポイントをお伝えします。
ワーキングマザーを部下に持つ経営者やマネジメント層の方から、「子育て中だから責任ある仕事は任せられないのかな?」「もう少し仕事のパフォーマンスを上げてほしいな」という声をよく聞きます。「どうしたら本人のやる気を高められるか?」という議論になりがちですが、実は「やる気がない」のではなく、「不安がある」ことがネックになって無意識にブレーキを踏んでしまう女性が多いのでは?と多くのワーキングマザーの話を聞きながら気づきました。
新入社員の頃を思い出してもらうとわかるかと思いますが、誰でも期待と不安を持って社会人デビューを迎えたと思います。受け入れ側の先輩達も新人には日々声をかけたり、人事側でも定期的に新入社員を集めてのフォロー研修をしてお互いの不安解消の仕掛けづくりをしています。そうした環境のおかげで、不安はあるけれどチャレンジしてみよう、チャレンジしてみたらできた(できなかったけれどまたやってみよう)、が積み重なってパフォーマンスは徐々に上がっていくものだと思います。
ワーキングマザーはある程度の社会人歴もあるため、自分の力で乗り越えられるはず、と自分も周囲も思いがちですが、実は不安の種類は新入社員の時よりも複雑になっていて、家族という枠組みも加わり、自分一人だけでは解決できないことも増えています。本人も、感じている不安を上手く表現できないケースも多いので、ぜひマネジメント層の人には、「不安に耳を傾ける」ことを頭の片隅に置いてコミュニケーションをとってほしいと思います。
以前、ワーキングマザーだけの営業チームで高い目標を達成し、会社表彰を受けた友人の話を聞いたことがありますが、そのチームでは、日々の営業進捗や子どもの体調など、お客様、会社、メンバーの状況といったあらゆる情報をチームメンバー同士がメーリングリストでやりとりをし、常に全員が把握できる状態を作っていたそうです。その結果、個々人の動きが詳細に把握でき、お互い助け合う風土が自然と生まれ、足りない数字に対しても、その時にアクションできる人が主体的に動いてチームで一丸となって目標を達成することができたそうです。日々の情報共有は口頭で行われていることが多いと思いますが、「口頭だけ」を重視し過ぎたコミュニケーションスタイルはワーキングマザーにはフィットしません。
復職前のママ達からは、「子どもが病気になった時に会社に迷惑をかけないようにどうすればいいの?」という声が実によく聞かれます。それだけ、子どもが原因で会社に行けないことに対する不安感、罪悪感が大きいのです。これがもし、会社を休んだとしても、その日の他の人の動きがある程度把握できたり、参加できなかった会議でも、事前に検討事項に関する意見が出せて、その結果がどうだったかがわかるようになると、安心して子どもの看病ができますし、休み明けすぐに自分の仕事に戻れるようになります。
今はメールやビジネス向けの情報共有ツールも充実しています。「その場」にいなくても情報共有ができる仕組み作りをすることが、お互いの時間を最大限に有効活用し、能力を引き出す上では重要です。これは、ワーキングマザーに限らず、既存社員の生産性UPにも繋がる施策ですので、ぜひこの機会に職場の情報共有の仕組みを見直してみて下さい。
今は女性自身の仕事に対する意識も高まり、仕事と育児の両立に意欲的な女性が増えています。こうした意欲ある女性たちの能力を引き出し、活躍し続けられる環境作りに取り組むことが、会社全体の活性化にも繋がっていくのだと思います。
「調和のとれた社会づくり」というビジョンに向かって、働く一人ひとりが強みを発揮できる組織づくりをめざしています。また、一人でも多くの女性が活き活きと働ける社会をテーマにした活動も広げています。プライベートでは三児の母。
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