「コンフォートゾーン」を抜け出して、成長の機会に


「ウチの社風ですか?そうですね、部下にやりたいように任せていることですかね」。
「任せて育てる、これが一番です」。
クライアントさんに訪問した際にヒアリングでよく聞くフレーズです。
一方で、何度か訪問してよくよく聞いていくとクライアントさんからの部下の評価は、
「いやー、全然ダメですね。ちゃんと言っているのに出来ないのですよねー」。
「だから毎日、出来たか出来なかったかチェックですよ」。
一見ちゃんとマネジメントができているのかな、と思ってしまいますが、結果、うまくいってない。。。
こういうケース、頻繁に出くわします。
要は、やり方かもしれません。
「任せるよ!」と言いながら、あれやこれや、指図してチェックして。
ともすると部下の行動をがんじがらめにしちゃって、部下はまるでロボットマシーンのよう。
上司のやり方を押し付けて、それ以外は容認しなくなってしまっているのですね。
人は、期待されて、自分なりに工夫して成果が出た時にこそやる気が出るもの。
よく「仕事のwill、must、can」の最大化が、一番モチベーションが高まる時と言われていますが、「任されて自分なりに工夫」できる環境こそがまずは大事なのです。
部下の仕事の1から10までのプロセスまで上司が出張って、「あーだ、こーだ」言いすぎちゃうことが多々。
これってどうなのでしょうか。
だからメンバーは、マシーンのような働き方になって、しかも、やる気が出ずに、仕事はこなすだけになってしまっている。
メンバーのモチベーションを阻害しているのはむしろ上司。
部下を萎縮させるのではなく、上司はもっと部下を解放させてあげないといけません。
任せてあげて、失敗してもいかに許容できるか。
それが上司に求められるマネジメントスタイルかもしれません。
部下がやっているやり方は、上司の方からは、「スピードも遅く、不細工であり、ちんたらしている」ように見えてしまいます。
でも、そんなものです。できていないから、まだ上司の部下なのです。
特に、トップ営業マンやなんでもやってきた創業社長の部下にこんなケースが当てはまります。
心当たりはありませんか。
「任せる環境をいかに作ってあげられるか」
そんな上司が今必要になっているのかも知れません。
事業の前進、個人・組織の育成を人生のテーマに、お客様の懐に深く入り、ハンズオンで事業の発展、改革に関わっていきます。四国のお寺巡りをやっております。そんな話もどうぞ。
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