「コンフォートゾーン」を抜け出して、成長の機会に


新卒で入社した会社では「で、お前はどうしたいの?」という上司・先輩の言葉がいつも飛んでいました。私もしょっちゅう遭遇し、「どうしたらいいですか」と聞こうものなら即、「お前はどうしたいんだ?」と跳ね返ってきた覚えがあります。『え?うまくいくやり方を知っているでしょ。アドバイスを聞かせてくださいよー。。。』なんて私のスタンスも今から考えればイマイチ。言われたことをやれば楽だし責任逃れもできるしという甘えもその時はあったのかもしれません。「どうしたいんだ?」と言われるといつも四苦八苦した覚えがあります。
では、「お前はどうしたいの?」を聞かれない組織に自分がいたとしたら今頃どうなっていたでしょうか。上司・先輩の「こうしなさい」が優先でしょうから、スタンスはいつも受身。仕事は淡々と言われたことをして楽だったかもしれません。ただ自分の創意工夫、やりたいこともしないままなので仕事に飽きていたでしょう。仕事のモチベーションも上がらないでしょうね。
人は誰しも自分で考えてやりたいことをやってみたい。そんなやりたい「思い」が「当事者意識」となってどんどん進んでいく。周りを引き込んでいって、わくわくしてくる。上司も機会をつくってくれてやらせてくれる。それに応えようとする自分もいる。そんなgoodサイクルが自然と身につくのがいいですよね。
「で、お前はどうしたいの?」が組織の中でぐるぐる回りだすと、習慣として自分の意見も出しやすくなる。「こうしたいです。というのも・・・ですから」という主体性もこんな訓練のうちに育まれて、いつの間にか自律性も出てくるようになる。何か特別な研修を受けることもなく、会社の日々のコミュニケーションスタイルが人を育ててくれたのですね。わずか1フレーズ。「あなたはどうしたいの?」、部下の育成のために日ごろから聞き続ける。上司からすると面倒だし時間はかかりますが、このコミュニケーションによって部下の自律性が育まれ、いい成長の機会につながっていくはずです。
事業の前進、個人・組織の育成を人生のテーマに、お客様の懐に深く入り、ハンズオンで事業の発展、改革に関わっていきます。四国のお寺巡りをやっております。そんな話もどうぞ。
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