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【採用こっそり相談室】就活生ぶっちゃけ座談会④内定承諾率を上げるカギとは?複数内定から1社を選ぶプロセスは?

内定承諾率を上げる方法

弊社代表増渕によるYouTubeチャンネル「採用こっそり相談室」では、採用に携わる企業人事の方々に向けて、採用マーケットの情報をできるだけわかりやすく解説した動画をお届けしております。本記事では、動画で解説している内容をコンパクトにまとめています。

今回は、新企画「就活生ぶっちゃけ座談会」第4回目の様子をお届けします。就活を終えた23卒の学生に、ぶっちゃけトークを展開してもらい、採用活動の参考にしよう!という企画です。今回は、「複数社の内定から1社を選ぶ意思決定プロセス」がテーマです。

23卒の大学生、お二人にお話をしていただきました!
Kさん:中央大学商学部4年/金融業界に内定
Mさん:明治大学農学部4年/人材業界に内定

●複数内定から「最後の1社」に決めるプロセスは?

増渕:今回は、就活の終盤の話を聞きたいなと思っていますが、お二人は、内定は何社もらいましたか?

Kさん:ありがたいことに、6~7社の内定をもらいました。

Mさん:私も、たぶん7社ですね。

増渕:その中から、7分の1社を選ぶまでの話を、ぜひ聞きたくて。今、企業人事を一番悩ませているのが「内定辞退」なんですよね。あと、「承諾後辞退」もここ数年で増えているので、どういうプロセスを経て、1社に絞っていくのか、人によって違うと思いますが、「自分はこうだった」というのを喋ってもらえますか。

Kさん僕は内定から内定承諾までに少し期間をいただいて、その間にOB訪問をしました。現場社員の方に、実際の業務時間やお給料とか、結構細かく、自分が知りたいことを全て聞いて、「これだと、僕の人生プランとしては良さそうだな…」みたいなイメージをしていきました。

増渕:自分でOBを探して訪問したの?

Kさんここで初めて大学のキャリアセンターを使いました。

増渕:なるほど~!名簿から?

Kさん:そうです。データベースから検索して、先輩方全員に電話をかけて。

増渕:電話したんだ!結構みんな会ってくれた?

Kさん:いや、10人に1人くらいの確率でしたね。

増渕:そこから、1社に絞れました?

Kさん:はい、絞りました。

増渕:内定承諾を決めた会社は、就活スタート段階では第一志望でしたか?

Kさん:いや~、もう全然でした。

増渕:6~7社もらった内定の中でいうと、内定時点ではどのくらいの位置でした?

Kさん:年収でいうと3番手あたりでしたね。僕はやっぱり、年収が最初の基準だったので。

増渕:じゃあ、第一志望ではなかったんですね?

Kさん:はい。

増渕:その会社の決め手は何でしたか?

Kさん待遇(転勤の条件)ですね。今は東京に友達が多いので、全国転勤になった場合に自分が本当に耐えられるのか、とか、本当にお金があって幸せなのか?を自問自答して、答えを出しました。

増渕:決めた会社は転勤に制限があるということ?

Kさん:ある程度、制限がありますね。

増渕:勤務の条件面を精査して、論理的に決めた感じ?

Kさん:そうですね。「明日から福島行って」みたいなことを言われたら、「いや、ちょっと無理かな…」って思っちゃったんですよね。

増渕:そうか~。Mさんは、どうやって決めていきましたか?

Mさん:実際に内定をいただいたのが、志望度があまり高くないところから第一志望まであったので、まずは三択くらいに絞りました。
早期選考で受けていたので、2月頃が内定のピークで、承諾期限も1~2週間と決められていましたが、それ以上に待ってくれる会社も1~2社あったので、そこを優先的に見ていきました。待ってくれない会社は、一旦お断りをさせていただいて、最終的には2社で迷っていました。

そのうち1社が2月の内定から5月まで3ヶ月間待ってくれて、その間にもリクルター面談があったり、年賀状も届いて、すごく手厚い対応をしてくださったので、人の良さが伝わって志望度が上がっていたんですけど、もう1社が人材業界だと大手の会社だったので、「大手」に惹かれて迷っていました。

ただ、その大手は、「圧迫面接を受けた会社だったな…」というのもあって、ゼミの先生に相談しました。

増渕:その会社(圧迫面接の会社)、前回の動画で話してくれたところ?

Mさん:はい、そうです(笑)ゼミの先生が「結婚」に例えてくれて。知名度で選ぶのは、「顔で選ぶ」のと一緒で、もともと人が良いなと思っていた会社は、「性格がいい」とすると、これから共に歩むパートナーとしてどっちを選ぶ?と言われた時に、私は性格重視だなと思ったので、最終的に、人の良さが伝わった会社に決めました。

増渕:その決めた方が、内定承諾までを待ってくれて、年賀状が届いたり、リクルターのフォロー面談があった会社ですね?

Mさん:はい。インターンの時も、1ヶ月間のオンラインインターンとは別に、面談の機会を2回設けてくれて、早期選考に向けた作戦や、「他にもこういう会社がお勧めだよ」と教えてくださって。私の就活の中では、本当にありがたかったので、「これは普通の会社では、なかなかできないな」と思って決めました。

●内定承諾と接触回数の関連は?

増渕:接触回数、かなり多かったですか?

Mさん:はい、かなり多かったです。インターンで5~6人の社員さん、内定後も5~6人の社員さんと会わせてもらって、10人くらい会ったと思います。

増渕:10人!やっぱり、会う人の数とか回数って、志望度に影響する?

Kさん:僕は、影響すると思います。よりビジョンが明確になって、接触回数は結構、決め手でした。

Mさん:内定をもらってから本社を訪問する機会があったので、選考で会った社員さん以外にも、普段働いている方々を見て、実際の雰囲気やビジョンが明確になった気がします。あとは、「オフィス綺麗だな~」とか(笑)

増渕:めちゃめちゃ参考になります。お二人とも、一個上の先輩から色々教わって、就活を始めてからも参考になったと思いますが、すでに一個下の後輩からも何か質問とか受けていますか?

●後輩からの質問内容・アドバイスしたこと

Mさん今の時期は、エントリーシートの書き方についての質問が多いですね。所属していた就活支援団体のつながりで知り合った後輩から、エントリーシートの添削をお願いされることもあるので、自分の経験をもとにアドバイスしています。あとは、業界選びや自己分析とか、「右も左も分からない」という昔の私みたいな子もたくさんいるので、一つ一つアドバイスするようにしています。

増渕:業界選びのアドバイスは、具体的にどんな風にしてるの?

Mさん:自分がやりたいことじゃないと違うのかなと思うので、「大学4年間の経験から、興味のあることを選んだ方がいいんじゃない?」という感じで。私自身が塾講師のアルバイトをしていたことから、人と関わる仕事でやりがいを持てるといいなと思って、人材業界や教育業界も見ていたので、「何にやりがいを感じるか」とか、「どういうものだと楽しいのか」というところから、アドバイスをしています。

増渕:自分の特性と相性のいい業界を探してみたら?というアドバイスですね。

Kさん:僕は相談を受けたことはあまりないんですけど…(笑)自分を取り繕わなくてもいいのかな、というのはアドバイスとして送りたくて。僕、面接では最初の30秒くらいで勝負するつもりで、自己紹介に、相手の興味をそそるような、どうしても聞きたくなるようなことを言っていました。「はじめまして〇〇です。ホームレスの経験があります。よろしくお願いします。」みたいに(笑)

増渕:え?実際あるの?

Kさん:あります。

増渕:そこまでインパクトのあるネタ持ってる子、なかなか少なそうだけどね(笑)

Kさん:20歳まで生きていたら、何かしらネタにできるだろうなと思います。

増渕:なるほどね。本当に色々と参考になるお話が聞けました。社会人生活がもう少しで始まりますが、社会人は本気で頑張るとめちゃめちゃ楽しいので、やるからには一生懸命がんばってください。ありがとうございました!

今回の対談、いかがでしたでしょうか。必ずしも学生みんなが同じような思考や行動ではありませんが、自社の新卒採用に活かせるヒントも多々あるかと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

動画では、より詳しく対談の様子をご覧になれますので、今後の採用活動に活かしていただけましたら幸いです。引き続き、企業人事の方々に役立つ情報、「気になっていたけど調べられていない…」という情報を、10分前後にまとめて、わかりやすく解説してお届けいたしますので、ぜひ、ご視聴ください(火曜日配信)。チャンネル登録もお待ちしております!

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