Jump 働きたくなる会社を、日本中に。

STRUCT REPORT
その他

やっぱりストーリー、だよね。

林田宏基

突然ですが皆さん、最近いつ感動しましたか?
別に泣いたりしてなくてもいいんです(笑)。
最近、何かに心を動かされたことはありましたか?

心を動かすもの

BALMUDA(バルミューダ)、という会社をご存じでしょうか。2003年に東京で設立された、クリエイティブとテクノロジーの会社です。掲げるミッションは「自由な心で夢見た未来を、技術の力で実現して人々の役に立つ」こと。そのミッションを体現すべく、まったく新しい発想で、これまでにない価値を持つ家電を生み出し続けています。そして、このモノが売れない時代において、高単価(それも結構お高い)でありながら、一切のお値引きをすることもなく大ヒットを連発している会社にしてブランドなんです。
ちなみにわたくしが愛用しているのはこちら↓
・The GreenFan(扇風機)税別¥36,000- https://www.balmuda.com/jp/greenfan/story
・The Toaster(トースター)税別¥22,900- https://www.balmuda.com/jp/toaster/story
あれ、桁が間違っている?いえいえ、間違っていません。BALMUDAはなぜ、「この価格帯でも手に入れたい」という顧客を創造することができるのでしょうか?顧客の心を動かす、その秘密のひとつは「ストーリー」にあると言われています。

心が動くとき

BALMUDAの戦略は、数多の電機メーカーと一線を画しています。他社との差別化を図ろうと、機能という機能をこれでもかと追加しまくった挙句、多機能すぎて不便になってしまった他社製品を尻目に、BALMUDAは他にはないユニークな単機能で、シンプルに価値を訴求しています。そしてそのユニークな単機能には、漏れなく作り手の思いが込められています。実際、各プロダクトには、作り手の原体験から、開発着手の経緯、実験と試行錯誤、その末に生み出した驚きや感動という価値、というストーリーが紡がれているのです。(ぜひ同社のサイトをご覧になってみてください)
このストーリーに触れて、多くの消費者は自己体験と重ね合わせたり、疑似体験したりするのでしょう。こうしてストーリーは消費者の感情を揺さぶります。「実際に体験してみたい!」「このプロダクトのオーナーになりたい!」と心が躍ります。その心の動きが、消費者の購買、という行動を促しているのです。

ストーリーを語ろう

人は理屈ではなく感情で行動します。ご紹介したのは一例ですが、相手の感情を動かせば、行動を促すことができる、という予感をご提供したかったのです。その感情を動かすファクターのひとつが、ストーリーだと考えています。低予算の映画でも、ストーリーが秀逸であれば名作と称賛され、莫大な予算を投じた大作映画でも、ストーリーが凡庸であれば迷作の烙印が押されてしまうことからも、ストーリーの重要性は明らかです。
理屈は分かるけど、納得がいかない。仕事をしていると、そんなことってよくありますよね。これを理屈=論理、納得=共感、と置き換えると、どれだけ論理的に正しい主張や指示であっても、感情に訴えて共感を呼ぶストーリーがなければ、相手を納得させることはできないんですね。相手の共感が得られない限り、行動促進も行動変容も期待することはできないのです。

共感を呼ぶ企業は、自社の歩みや思いをストーリーとして社内外に発信しています。共感を呼ぶリーダーは、戦略や戦術を掲げるだけでなくストーリーとして語っています。共感を呼ぶ上司は、作業指示ではなく仕事の意味をストーリーとして伝えています。そして共感を呼ぶ採用は、求職者と従業員に対するメッセージをストーリーとして訴求しています。
あなたはいま、周りにストーリーを語っていますか?論理的・効率的であることだけで満足していませんか?
やけに生産性向上ばかりが声高に叫ばれる今だからこそ、大切な自問自答かもしれません。

林田宏基
クライアントパートナー

「何が目的か、何が手段か」に拘ります。顧客以上に顧客好き、はもう治りません。論理派気取りで情緒的、寂しがりやの一人旅、早起き苦手な山登り、真面目な顔してヘヴィメタル、強くもないのにお酒好き。典型的な天邪鬼ですが、実は褒められて伸びるタイプです笑


Contact Us

ふわっとした悩みから、明確な課題まで。採用力に関することは、何でもお気軽にご相談ください。