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【人材採用】競争熾烈な採用環境を勝ち抜く!今、面接官に求められる力とは

吉田健志

先日、厚生労働省より2016年10月度の求人倍率が発表されました。その倍率は、1.40倍まで上昇し25年2ヶ月ぶりの高水準となりました。求人倍率は2009年より上昇し続けており、さらに企業が採用にしにくい「売り手市場=求職者優位」が見込まれています。つまり、一昔前の<企業が求職者を選ぶ時代>から<求職者が企業を選ぶ時代>に変化したわけです。そういった<選ばれる時代>に今、面接官が求められる力について記事を書いてみました。

●求職者の入社意欲を高めるには、面接官による「惹きつけ力」が影響する

今年10月に株式会社リクルートキャリアが調査した「転職世論調査」によると、実際の転職した会社の入社の決め手は何ですか?との問いに対して、『休日休暇制度が充実している』という回答以上に、『面接時の面接官の印象が良かった』という回答が多かったのです。全体の15項目のうち第4位にランクインされています。それだけ、面接官による印象は入社可否に影響しているというわけです。

●面接官の印象=自社の魅力を伝え惹きつけられているか

面接官の印象とは何か?それはもちろん清潔さや言葉遣いはもちろんですが、その他に大事なことは「面接時のコミュニケーションを通じて、自社の魅力を求職者の視点で伝えられているか」という点です。これが、今面接官に求められる力=「惹きつけ力」です。相手が聞きたいことを話したり、会社として話すべきことをしっかり伝えるということです。

惹きつけ力を高めるには、
▼自社が採用したい求職者はどんな情報を求めているか
▼自社が訴求できる魅力は何か
▼競合は何を訴求しているか
▼自社らしい魅力を明確化する
といったことを把握し惹きつけるための自社の魅力を整理することから始めることをオススメします。

●惹きつけるための面接コミュニケーション力を高める

自社の魅力が明確になっただけでは惹きつけ力は高められません。それらの魅力をいかに活用して求職者とコミュニケーションをしていくのか、というのが次のステップです。惹きつける面接のポイントは、求職者が就職・転職する際に重視している点をまず深くヒアリングして把握した上で、自社の魅力を伝える。それに加えて、「やりがい」「成長」といった個人の想いと意思を伝えるとより効果的です。これは一朝一夕で習得できるものではありませんので、面接ロールプレイングを実施するなどをして強化をしていくといよいでしょう。

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いかがでしたでしょうか?企業力や採用条件といったことはすぐに変えることはできませんが、「惹きつけ力」は今すぐにでも強化できる力です。多くの企業様にとって採用活動に向けて参考の一助になれば幸いです。

吉田健志
取締役 クライアントパートナー

モットーは「素直・感謝・謙虚。そして、情熱的に」。常に、感謝の心を持ち、謙虚な姿勢で、素直に耳を傾け、お客様のステージUPに汗をかきながら伴走することを誓います。趣味もジョギングで、皇居などでの伴走も大歓迎です(笑)


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