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内定フォロー

【新卒採用】内定辞退を防ぐ!内定者フォローの3つのポイント

吉田健志

前回は、新卒採用活動において重要なプロセスのひとつである「内定出し」に関する記事(【新卒採用】内定辞退を防ぐ!内定出しの3つのポイント)を書きました。今回は、内定者フォローに関する記事です。

昨今では、内定出しの早期化により、内定期間は長ければ約1年にも及びます。その影響もあり、内定取得後も納得できるまで就職活動を続ける学生が増えており、「内定を取得しているものの入社意思は固まってない」という学生の声をよく聞きます。内定取得後も就職活動を続ける学生が増えているという状況から、「内定者フォロー」は年々その重要性を増しており、人事担当者の皆さまの頭を悩ますひとつの課題となっています。そこで、今回は「内定者フォロー」について、3つのポイントをご紹介します。

①内定承諾前から実施する

内定者フォローにおいて最も重要なポイントは、内定出し後すぐにフォローを開始するということです。自社が欲しい学生は往々にして他社も欲しい学生になります。せっかくの逸材が他社の内定を承諾してしまわないように、時間をあまり空けずに連絡を入れ内定者の不安を払拭すると同時に入社意欲を高めるためのフォロー施策を実施することをオススメします。

②目的にあわせたプログラムを計画しておく

内定出し後に効果的なフォロー施策を行うには、採用計画を立てると同時に内定者フォロープログラムを練って考えておく必要があります。目的、時期、フォローの方法、手順などを決め、計画的に進める必要があります。また、内定者フォローといっても、目的によって効果的なフォロー施策が変わってきます。例えば、内定辞退防止を目的にするならば実施時期は内定出し直後にその目的に沿ったフォローを実施すべきでしょうし、入社前の不安を払拭するのが目的であれば入社前(2月・3月)に内定者研修といった名目でフォローを実施する、ということです。学生の心理状態に合わせ、目的別に内定者フォロープログラムの計画を立てておくことがポイントです。但し、内定者は入社まではあくまでも「学生」の身分です。学事日程を優先にしたフォロー計画を実施するように留意して下さい。

③立体的に、双方向で行う

内定者フォローというと、一見、懇親会というイメージを持たれがちですが、懇親会はあくまでのコミュニケーションツールのひとつであってそれが全てではありません。『自社への不安を取り除くためのプログラム』、『同期同士の結びつきを強くするためのプログラム』、『個人のキャリアに対する不安を取り除くためのプログラム』というように立体的に考え、時期や狙いに合わせて効果的なものを実施するようにしましょう。また、企業からの一方通行で終わるのではなく、相互コミュニケーションやあるいは第三者視点を取り入れながら、内定者に自社に対する深い理解や親近感が育まれるような仕掛けをすることがポイントです。
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●まとめ

いかがでしたでしょうか?内定者フォローといっても様々な方法がありますが、重要なのは自社の状況や狙いに即し、場当たりに実施するのではなく戦略的に実施するという点です。採用活動の一助なれば幸いです。また、『内定者フォロー、どうしようかな?』とお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。

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また、「内定辞退防止」のポイントや一般的な内定者フォロー施策、各施策から期待できる効果をまとめた【内定者フォロー施策一覧表】をご用意いたしました。以下よりダウンロードいただけますので、ご参考ください。

吉田健志
取締役 クライアントパートナー

モットーは「素直・感謝・謙虚。そして、情熱的に」。常に、感謝の心を持ち、謙虚な姿勢で、素直に耳を傾け、お客様のステージUPに汗をかきながら伴走することを誓います。趣味もジョギングで、皇居などでの伴走も大歓迎です(笑)


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