【新卒採用】定着促進!戦力化!入社前教育の3つのポイント
前回、前々回は採用における「内定」に関する記事を書きました。
(【新卒採用】内定辞退を防ぐ!内定出しの3つのポイント)
(【新卒採用】内定辞退を防ぐ!内定出しフォローの3つのポイント)
今回はその最終回となります。テーマは、内定者フォローと新入社員教育との中間的な位置づけとなる「入社前教育」に関する記事です。入社前教育は、いち早く新入社員として即戦力となってもらうと施策と同時に、入社への「動機付け」を図り、後々の定着促進としての効果が期待される施策になります。そこで、今回は「入社前教育」について、3つのポイントをご紹介します。
①入社前教育の「目的」
入社前教育の主な目的は、「定着促進」「入社後の早期戦力化」です。まず定着促進という点ですが、採用活動中はどうしても自社の良い面をアピールしがちになり、当然ながら学生は企業に大きな期待を抱きます。そうなると、入社後にギャップが生じ、ショックを受け早期離職につながるケースも考えられます。せっかく採用した優秀な新卒が早期離職となってしまっては、本末転倒です。また入社後の早期戦力化という点においては、新入社員が企業に仕事にスムーズに適応できるように、必要最低限の知識や技術を入社前にインプットさせておくべきでしょう。
②入社前教育の「内容」
「定着促進」「入社後の早期戦力化」を目的においた場合に、どんな内容が有効であるかを考える必要があります。プログラムの一例を、下記に記載しますので、参考にしてみてください。
●自社に対する理解を深め、同期同士の連帯感を養うプログラム
●自社の製品について理解を深め、仕事の取り組みへの動機付けを図るプログラム
●社会人として、最低限のビジネスマナー基礎知識や関連知識を習得させるプログラム
上記のような「横のつながりをつくる」「動機付けを図る」「知識を習得させる」プログラム(内容)を組み合わせ、最適な時期に実施することがポイントです。
③入社前教育の「実施方法」
目的、内容に加え、どんな実施方法が最適かを考える必要があります。業務関連(パソコンや語学)といった知識習得といった場合には、通信教育(e-ラーニング)が有効でしょうし、自社に対する理解や同期同士の連帯感、仕事への取り組みへの動機付けを図る内容である場合には、集合させて講義やワークショップ形式で実施した方が効果的です。場合によっては、集合形式で実施し課題を提示し、SNS活用をしながら課題を取り組ませるというような方法も最近では増えています。
入社前教育については、まだ内定者との雇用関係にいたっていないうえ、卒業旅行や論文作成に取り組んでいる学生も少なくありません。学生の状況に配慮し、計画的かつ段階的な実施が必要です。入社前教育プログラムに不参加者に対しては、内容について後日報告するといったフォローを忘れずに行ってくださいまた、『内定者フォロー、どうしようかな?』とお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
また、「内定辞退防止」のポイントや一般的な内定者フォロー施策、各施策から期待できる効果をまとめた【内定者フォロー施策一覧表】をご用意いたしました。以下よりダウンロードいただけますので、ご参考ください。
吉田健志
取締役 クライアントパートナー
モットーは「素直・感謝・謙虚。そして、情熱的に」。常に、感謝の心を持ち、謙虚な姿勢で、素直に耳を傾け、お客様のステージUPに汗をかきながら伴走することを誓います。趣味もジョギングで、皇居などでの伴走も大歓迎です(笑)
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