STRUCT REPORT
採用コラム

組織にしばられずに、自由に仕事をしたい人は69.9%

石川沙絵子

「ワークライフバランス」「パラレルキャリア」「クラウドワーク」「リモートワーク」「コワーキングスペース」「サテライトオフィス」など、働き方の多様性を象徴するようなキーワード。数年前までは耳にしなかったキーワードも、今や多くのビジネスパーソンに浸透してきたように感じます。

株式会社リクルートマネジメントソリューションズの『若手ホワイトカラー男性のキャリア意識・行動に関する調査』(2012年12月)によると、25~34歳の男性会社員の実に69.9%が、「組織にしばられずに、自由に仕事をしたい」と考えています。

よく、こういうデータの話を企業様にすると、「本気で仕事をする気はあるのか?」「残業はしたくないのか?」という疑問の声が上がるのですが、
同調査によると、
・自分は、このままだとビジネスパーソンとして通用しなくなる時がくると思う・・・Yes72.3%
・これからの職業生活を通して、さらに自分自身を伸ばし高めていきたい・・・Yes84.1%
という回答結果があり、実は現実的に将来を見据えていて、成長意欲が高い人たちの方が多いのです。

平成28年4月1日からキャリアコンサルタントも国家資格化されることになりました。より多様化する個人のキャリア形成をバックアップする流れがある中、企業も画一的な採用活動、教育体制、人事制度、雇用契約のままでは優秀な人材を繋ぎとめておけなくなっていくでしょう。

「2025年頃、自社において優秀な人材の確保が現在よりも難しくなっている」と考る企業は79.9%。(※同社『人材マネジメント実態調査2013』より)
そう遠くない未来、企業の中核を担う人材を確実に確保しておくためにも、今から1社1社が個人と組織の関係性を見直し、オリジナルの人事戦略を再構築していくべきではないでしょうか?

石川沙絵子
クライアントパートナー

「調和のとれた社会づくり」というビジョンに向かって、働く一人ひとりが強みを発揮できる組織づくりをめざしています。また、一人でも多くの女性が活き活きと働ける社会をテーマにした活動も広げています。プライベートでは三児の母。


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