STRUCT REPORT
ブランディング

ホンダが好きだ。

内田直樹

正確に言うと、本田宗一郎が好きなのかもしれません。

名言集も痛快ですよね。スカッとします。
https://twitter.com/hondabot001
何だか「下町ロケット」が頭に浮かびます。

ここ数年、ホンダはクルマの商品CMとは別に、
企業CMをいくつか展開してますね。

「負けるもんか。」

 

「試す人になろう。」

 

「面白いから、やる。」

 

「枠にはまるな。」

 

まさにホンダ!という感じで、
好きな人にはたまらないと思います。
(僕もつい何回も見返してしまいます)

でも、こういう企業CMって
誰にいちばん見てもらいたいCMなんですかね?

いちばんのターゲットは、「社員」なのではないでしょうか。
(あくまで憶測ですが)

「最近、ホンダの自由闊達な精神が
失われつつあるんじゃないの?」

「丸くなってしまって、
面白いもの、他にはないものがつくれるのかよ」

「もっと挑戦して、
もっと世界をあっと言わせるものを
つくっていこうよ」

という、ホンダイズムをもう一度、自分たちに言い聞かせる。
そして、世の中にもう一度、ファイティングポーズを取る。

そんなインナーブランディング(社内へのブランド啓蒙)が
いちばんの目的ではないでしょうか。
(採用広告の意味合いもかなり大きいと思います)

ホンダの場合、TVCMですが、
広告物にインナーコミュニケーションの
意味合いを内包させていくことは
とくに営業マンが商談時につかう
会社案内パンフレットや
商品紹介リーフレットなどに有効だと思います。
営業マンがそれを読んで、理解し、
お客さんにしゃべるわけですから。
新人教育にもうってつけだと思います。

パンフレットづくり一つとっても
単に会社や商品、サービスの概要を
並べるだけじゃもったいない。

うわべのPRや目立つだけの表現で終わることなく、
「会社から社員へのメッセージ」
「ビジョンと哲学の共有浸透」を意識して
投資効果の高い広告物をつくっていきたいものです。

内田直樹
コピーライター/ディレクター

じっくりとヒアリングを繰り返し、課題発見、企画提案から取り組む「対話型モノづくり」を信条としています。クリエイターである前に、信頼できる相談相手でありたい。最近始めた野球では、長打が打てるようになりたいとバッティングセンターに通う日々です。


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