STRUCT REPORT
採用コラム

ネガティブなあなたへ。活躍人材になるために。

安井省人

ネガティブな自分を乗り越えたい

アイデアや仕事を否定したり、批判したりする印象が強い人っていますよね?

そんな人の意見を聞いてどんな気持ちになりますか?

批判ばっかりして、おかげで前に進めない。やろうとするとすぐ止められるから気分がさがる。

だから、その人に接するのはイヤになる。一緒に遊んだり仕事したりしたくなくなる。そんなことありません?

結果、ネガティブ星人は孤独になり、信頼されず、チームやプロジェクトから浮いた存在になります。本人も相手も幸せにならない。

でもネガティブ星人の中にもそういう結果を求めてそうしてるわけじゃない人もたくさんいますよね。

そういう「脱ネガ」さんは自分の行動の本質をあらためて確認してみましょう。

脱ネガさんの多くの強みは実はその「批判的思考」にあります。ただ批判だけをしているともちろんポジティブさんからは煙たがられる存在になってしまいますが、脱ネガさんはいつも「そのことは本当にそうなのか?」を考え続けているため、重要かつ真実の情報かどうかを取捨選択できる能力があります。

加えて脱ネガさんは、実は相手や物事に対してだけでなく、自分自身についても客観的な判断を下すことができる点においても秀でています。何よりこの繰り返しは誰よりもとても深い思考体験を創造し、その確かな繰り返しは確たるあなたの「中心」を創っていきます。

逆に言えば、思考の深さが他の人にはできないレベルになればなるほど、脱ネガの存在意義が生まれてくるのです。ネガティブさんが脱ネガさんになれるかどうかは、その思考の深さと繰り返しを一定レベル以上で徹底的にやれるかどうかにかかっています。

無題1

批判的思考はクリティカル・シンキングにつながる

徹底的にやるとはどういうことか?それは「2つのこと」を前提として、幾度も「問い続ける」ということです。

前提のひとつは問いや課題を解決すること、もしくはいまやろうとしていることに対して「目的とは何かを見失わないこと」。

もうひとつは「自分の経験や考えを前提としないこと」。

これが実現できれば、目の前に現れた事象や情報をすべてとせず、それらに疑問を持ち、じっくり考察した上で結論を出すことができるようになります。

私自身、昔から目の前のことにすぐ「本当にそうなのか?」と疑うクセがありました。そして、自分のことをも批判する傾向があり、そのため自信の持てない日々が長かったのを覚えています。

あの頃の自分にいま言えることは、「その繰り返しの思考こそが成長の原点であり、自信につながる『中心』をつくるものだ」ということ。

ネガティブ人材はなかなか自分に自信を持ちにくい。そして、その批判的思考が自身の強みになるかもしれないことに気づかないことは非常に残念でならない。

批判的思考はクリティカルシンキングにおける重要なファクターでもあります。このマインドセットを手に入れることは世界的に見てもとても注目されています。脱ネガさんは、この素養を持っていることをまずは喜び、受け入れましょう。その先に課題への解決策や最適解を導き出すスキルと自信を獲得することができれば、周囲から一目置かれる存在になることができます。

無題2

批判をするなら、必ず愛をもっていよう。

最後に脱ネガさんには、同時に覚えておきたいことがあります。批判をするときはその相手や事象に対して、きちんと愛や関心を持って、当事者としておこないましょう。

そうでないとあなたは周囲に敵をつくりつづけることになります。twitterなどのSNSで心ない批判をよく見かけますが、あれが一番わかりやすい。誰も幸せにならない批判。思考が仮に深くても、愛や関心がなければ、敵や障害を生むだけです。

ネガティブであることは、単にひとつの資質であり、あなたのすべてではありません。ポジティブであることが賛美されやすい世の中なので、脱ネガさんには生きにくい社会に見えるかもしれませんが、ポジティブさんにはないその資質とうまく付き合い活用・応用することで、あなたが活躍できるビジネスパーソンになれるかどうかが決まってくるのではないでしょうか。

安井省人
取締役 クリエイティブディレクター

組織活性につながるクリエイティブとは何か?問題の本質は何か?を追求する毎日。近道でも回り道でもゴールに繋がるプロセスを大切に、現実にも夢にも向き合いたいと思っています。二地域居住の週末田舎暮らしやってます。


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