採用コンセプトは、「かっこよさ」より「使いやすさ」。


ある社長が言いました。
「部下に売上げ目標をコミットさせるだけの上司は、上司失格だ」
その話を聞いて、僕はさいしょ、不思議に思いました。売上げ達成のためにメンバーに目標数字を割り振って管理するのが、上司の仕事なんじゃないの?と。
でも、社長の話を伺っているうちに、なるほど、と腑に落ちました。
「会社と社員は、常にWIN-WINでなければならない。つまり、会社の事業体としての目標を達成させたければ、社員の人生の目標を達成させないと、会社と社員のバランスは崩れてしまうんだ。だから、部下に会社の売上げ目標の話ばかりをする上司は、組織運営の原理原則を分かっていない。会社の売上げ目標を、そのまま部下に流すだけの『伝書バト上司』と言ってもいい。そういう上司のもとでは、会社と社員のWIN-WINの関係は崩れ、人は育たず、結局、売上げも達成しない」
では、良い上司とはどんな上司なんですか?と質問すると、社長はこう答えてくれました。
「良い上司は、売上げ目標を、個人の成長目標に変えることができるんだ。『君は3年後、こういうビジネスパーソンになりたいんだね。そのためには、今期、こういうスキルを身につけるべきだし、こういう仕事経験をこれくらいの量、積まないといけない。そう考えると、今期はこれくらいの売上げ目標を持つのが妥当なんじゃないか。これはノルマではあるけど、それ以上に3年後なりたい自分になるためのマイルストーンとしてとらえてほしい』
部下にこういう話ができる人間が、本当の上司なんだと思う」
会社の目標=業績、売上げ。個人の目標=自己成長。この異なる2つの目標をつなげ、部下をモチベートできる人。それが良い上司ということなんですね。同時に、会社の売上げ目標ばかりを叫ぶ上司は、そもそも自分自身の成長目標を描けていないのでは?とも思いました。自分自身の成長目標を描く習慣がないから、部下の成長目標をいっしょに描くという発想にいたらないのではないでしょうか。
じゃあ僕の目標ってなんだろう?ちゃんと描けているのか?と自問自答しているうちに、そのアポは終わってしまいました。
じっくりとヒアリングを繰り返し、課題発見、企画提案から取り組む「対話型モノづくり」を信条としています。クリエイターである前に、信頼できる相談相手でありたい。最近始めた野球では、長打が打てるようになりたいとバッティングセンターに通う日々です。
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