【初心者でもわかる】いまさら聞けないSEO対策の基本
商品やサービスを売りたい時に、WEBサイトの効果を上げなきゃ、と考える人はとても多いと思います。そして、まず最初にやらなければならないとよく言われるのがSEO「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」です。簡単にいうとユーザが求めているものを検索エンジンがきちんと正確に検索結果として表示させること、これがSEOです。サイト制作者はSEOにあたって何を考えなければならないのでしょうか?
情報発信者とユーザの気持ちは似て非なるもの
たとえば転職サービスを販売しようとする会社A社があるとします。 Z社のWEBサイトには転職のためのさまざまな企業の求人情報だけが掲載されています。この場合、Z社はユーザが「転職」と検索したらZ社に来るようにSEOを実施したいと考えるでしょう。至極当然の気持ちだと思います。しかし、ユーザはそうではありません。「転職」と検索エンジンにキーワードを入れるユーザの行動にはたくさんの理由があります。
A)「転職」のためにはどういうことをしたらいいのか知りたい
B)「転職」理由にはどういうことがあるのかを知りたい
C)いい「転職」をするためにはどうしたらいいのか知りたい
D)「転職」というものの定義を知りたい
E)日本の「転職」の歴史を知りたい
F)「転職」にあたっていろんな企業の求人情報を知りたい
などなど、さまざまです。
Z社がWEBで対応できているのはFのみです。つまりZ社のWEBサイトは「転職」というキーワードについて、A〜Eの気持ちを持つユーザに対しては最適化されていないということが言えます。検索エンジンはこれを良しとはしません。検索エンジンの制作者は、いかにAの気持ちの人に対してはAの答えとなる情報を選択し、上位表示させるかを考えています。Z社が自社のWEBサイト上に、A〜Fのすべての回答となる情報をさまざまな角度から持ちえているとしたら、それはすべての「転職」というキーワードに対して上位表示させる理由があるということになります。これがオウンドメディアが取り沙汰されている理由のひとつです。
まずはサイト構造を検討することからはじめよう
検索エンジンはさまざまなWEBサイトをクロール(自動的にWebページを収集する作業)して、検索結果として表示させるWEBサイトを決定します。その際、クローラーが解釈しやすいサイトになっていることがとても重要です。細かくはここでは書きませんが、下記のようなことを最低限守っておくべきだと言われています。
・サイト構造とディレクトリの命名はわかりやすいか
・対策したいキーワードを設計して、そのキーワードを盛り込めているか
・内部リンク構造をきちんと設計できているか
・タグを適切に設置したか(descryiption やtitleなど)
・アンカーテキストを活用できているか
・altをきちんと入力しているか
・OGPを設定しているか
いろいろあって難しそうですね。でもこれはつまりあなたのユーザにきちんと届ける工夫をしていれば、最適化されるということでもあります。SEOは万全です、というのは非常に難しいことではありますが、最低限のルールは守っておきたいですね。
安井省人
取締役 クリエイティブディレクター
組織活性につながるクリエイティブとは何か?問題の本質は何か?を追求する毎日。近道でも回り道でもゴールに繋がるプロセスを大切に、現実にも夢にも向き合いたいと思っています。二地域居住の週末田舎暮らしやってます。
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