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ブランディング

学生向け合同企業説明会のブース装飾の種類って?

田邊宏明

この記事では、新卒採用活動においてはじめて合同企業説明会に出展されるご担当者さん、またはブース装飾の刷新を考えているご担当者さん向けに、基本的なブース装飾の種類をご紹介したいと思います。

椅子カバー
王道中の王道。むき出しのパイプ椅子を装飾する椅子カバーです。すべてのパイプ椅子にカバーをつけると目立つので、学生さんからも注目してもらいやすくなるでしょう。いくつか種類があり、背もたれ部分だけのカバーのものから、椅子の足まで覆い隠すカバーもあります。
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テーブルクロス
こちらも椅子カバー同様、むき出しのパイプ机を装飾するものです。机をテーブルクロス覆い隠すことで、机の下に配布用パンフレットやその他雑多な小物を隠しておけるので、便利に活用している企業さんも多いです。
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ポスター・タペストリー・バックパネル
ブースの壁面を活用した装飾品です。ポスター・タペストリー(布地のもの)・バックパネル(大型の壁面装飾)等があります。サイズは、ブースの壁面サイズに合わせて、できるだけ目立つように大きなものがよいと思います。A2くらいの小さなポスターを敷き詰めて目立たせるという手法もあります。複数回使用する・来年も使用するということであれば、紙のポスターよりも耐久性の優れたタペストリーをおすすめします。
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のぼり・バナースタンド
ブースの前に置く装飾物です。「のぼり」と呼ばれる旗から、縦長のスクリーンを貼ったバナースタンドが主流です。のぼりやバナースタンドのサイズが大きければ大きいほど目立ちますが、開催会場の規定によって制限されていることが多いので、主催企業に事前確認することをおすすめします。
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フロアマット
フロアマットは地面に敷くマットです。小型ブースでは使うことが難しいかもしれませんが、大型ブースの場合、椅子等がない場所に地面を有効活用することができます。
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ノベルティ・パンフレット・映像
これは装飾ではありませんが、学生さんに配布するツールもよく活用されています。ノベルティなら、ボールペン、ストラップ、タオル、タブレット型菓子、ホッカイロ、うちわ、クリアファイル等などたくさんの種類があります。また、企業理解を促進させるパンフレット、映像で企業説明するためにDVDを配布する企業もいます。
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そもそも装飾が必要かどうかについて。
ほぼほぼ必須といっていいでしょう。大学の学内説明会はまだしも、マイナビやリクナビが開催する大規模な合同企業説明会の場合、100社以上が出展するなか、いかに目立つかが学生集客の重要ポイントです。学生目線から見た場合、なにひとつ装飾がない企業は「なんだか寂しいなぁ」というふうに映る可能性があります。

最低限あったほうがいい装飾って?
「椅子カバー」「テーブルクロス」に合わせて、タペストリーやバナースタンドなど、プラスαなにかひとつあるとよいかと思います。デザインは企業ロゴとかでもいいのですが、メッセージ性のあるものがなおよしです。長いメッセージだと説明会会場を歩き回っている学生の目に止まりません。ひとこと・ふたことに収める、もしくはビジュアルインパクトの強いものがよいでしょう。

番外編
既存の装飾ツールだけでなく、独自のアイデアで集客をしている企業も多いです。いくつか事例を紹介しますので、ご参考になれば幸いです。
※開催会場によっては実現できない可能性がありますので、事前に開催企業にお問い合わせください。


BGMを流したり、社歌を流したりすることで学生の興味を引くという手法です。


ある建設企業では、職人によるカンナがけを実施。それだけでもインパクトがありますが、檜のいい匂いにつられて、学生がたくさん集まっていました。


私服勤務OKならば、私服でくるだけでも他社との差別化になります。ブライダル企業であればウェディングドレスを着たり、飲食企業ならユニフォームを着用するなどの工夫をする企業もあります。

田邊宏明
コピーライター/ディレクター

広告は、目立ってナンボの世界でもあります。ただ、たとえ派手さはなくても、相手のことを思いやる人間らしい誠実なスタンスこそが、人を動かすということを忘れないでいようと思います。腹の肉を追いやるため、なにか運動をはじめようかと思案中。


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