Jump 働きたくなる会社を、日本中に。

STRUCT REPORT
採用広報

新しい(かもしれない)社員を通じた、採用上のファンの作り方。

田邊宏明

社員の趣味や特技を、企業ブランディングにする。
ぼけーっと、グッドデザイン賞のサイトを閲覧していたときです。知らなかったんですが、グッドデザイン賞の対象って、別にプロダクトデザインだけじゃないんですね。ビジネスモデルだったり、社会活動だったり、良い仕組みのデザインだねというのも評価対象だそうで。しかも毎年受賞がめちゃくちゃ多いという。そのなかで、あるサイトというか、取り組みの受賞が目に止まりました。中古車販売をしている会社さんの「一人一芸プロジェクト https://autobell.co.jp/hitori_ichigei/」です。
簡単に説明すると、中古車販売の営業社員全員が「一人一芸」を持つ会社を目指しているそうで、接客サービス向上につながる一芸をさらに昇華させるために、プロフェッショナルに弟子入りさせ、そこで得た知見をほかの社員に伝えていくことで、サービス品質の向上を目指すという内容です。
社員のモチベーション向上だったり、企業ブランディング、ひいてはイキイキと働く姿の社員さんをWEB サイトを通じて伝えることで採用活動にもいい影響がでているそうです。
なるほどなぁと思って、誰がプロジェクトを推進していたのかと見ると、広告代理店の電通さんでした。さすが、デザインもムービーも凝っています。

社員が何をしているかより、イキイキしているか。
先ほど紹介したプロジェクトは、企業ビジョンや根付いている風土と、社員の自主活動や得意なことをつなげて、社内外に発信することでブランディングしていきましょうという話ですが、確かにこういった取り組みは、採用活動でも強力なツールになり得るのではないかなと。メーカーやシステム開発などのモノづくり企業は、特に相性がいい気がします。趣味で作っているなにかと会社のビジネスをつなげられたら、採用活動だけじゃなくて、新しいビジネスやサービスだって生まれるかもしれません。Appleだって、最初はガレージで自分が楽しいと思うことをやっていたところから始まったんですから。
採用WEB サイトでも、ほぼ100%の確率で社員紹介コンテンツがあって、そのなかで入社理由や仕事内容ややりがいや将来の夢などを伝えるわけですが、学生さんや求職者が本当に知りたいのは、もしくは彼らを惹きつけるのは、なんの仕事をしているかはあまり重要ではなくて。自分の得意を活かして、もしくは会社のなかで自分の居場所を見つけて、イキイキと働いている姿なのかじゃないかと、今更ながら思いました。

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書道✕説明会、とか。
じわじわと広がっている採用オウンドメディアなんかも、ライターではなく、社員さん自身が自分の言葉で語るからこそ、多くの人を惹きつけているように思います。そう考えると、採用オウンドメディアは強力なツールに成りえますが、いかんせん運用が大変です。毎日、記事を更新するって思う以上に労力がかかりますから。でも、社員を通じた魅力訴求ってWEB サイト上じゃなくてもいいですよね。インターンシップ、面接、説明会などなど、接点はあるわけですから。むしろリアルな接点のほうが、訴求力は高いです。
たとえば説明会。採用担当者の方の得意分野が、書道だったとしましょう。であるならば、説明会スライドを毛筆でつくってみる、とか。つくるのは大変でしょうが、きっとインパクトはありますし、つくっている方も楽しいのではないでしょうか。自分の強みを自由に活かせる会社、というPRにもなりますし、スライドづくりで大変だったことやこだわりなんかをイキイキと伝える姿は、仕事と全然関係ないことだとしても、何かしら訴えるものがあるように思います。
社員の得意や趣味と、採用活動をかけあわせてみる。新しくないようで、新しい訴求方法。ほかにもいろいろあると思うので、一考してみる価値はありそうです。

田邊宏明
コピーライター/ディレクター

広告は、目立ってナンボの世界でもあります。ただ、たとえ派手さはなくても、相手のことを思いやる人間らしい誠実なスタンスこそが、人を動かすということを忘れないでいようと思います。腹の肉を追いやるため、なにか運動をはじめようかと思案中。


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