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採用コラム

【AI時代の採用戦略】専門家が教える人事が見直すべきポイント

AIが即時に解決できる採用の構造的な課題

近年、生成AIをはじめとするテクノロジーの進化により、企業経営全体が「AI前提」で再構築されつつあります。
以下のような採用の構造的な課題に対して、AI技術の進化が新たな打ち手として注目されています。

  1. 質の高い採用の高度化
  2. 面接官ごとの評価のばらつき
  3. 採用業務の負担増大

課題に対するAIの活用方法

「AIを使う・使わない」という選択ではなく、「どのように活用するか」という段階へと移行しています。
AIが即時に解決できる採用の構造的な課題は、以下の6分野に整理できます。

<質の高い採用の高度化>

  • ①母集団形成:スカウト対象やメッセージ内容の自動最適化
  • ②パフォーマンス予測:入社後の定着・活躍度を予測し採用判断を支援

<面接官ごとの評価のばらつき>

  • ③面接サポート:深掘り質問や懸念点を提示し、面接官を支援
  • ④引き付けサポート:候補者の価値観に合わせた訴求内容の提案

<採用業務の負担増大>

  • ⑤スクリーニング:ES・適性検査・AI面接などの初期選抜自動化
  • ⑥オペレーション:面接日程調整・リマインド等の自動化(ATS連携)

現在は⑤スクリーニングと⑥オペレーションの領域で実用化が進んでおり、今後は①②③④の領域において普及・発展が期待されています。

採用戦略のプロの見解:「AIで選抜・評価を自動化」し「候補者との対話時間を最大化」するべき

採用戦略の専門家 ジャンプ株式会社代表取締役 増渕知行は、AI時代の採用についてこのように考えています。

『AI技術の進化により、選抜・評価・オペレーション業務は今後ますます自動化される見通しです。その一方で、人事担当者や現場社員が担うべき領域は、「候補者を惹きつけ、企業理解を促すコミュニケーション」にシフトしていきます。最終的な入社意欲を左右するのは、AIではなく「人と人との対話」です。AI活用の本質は、業務効率化そのものではなく、“人が価値を発揮できる時間を最大化するための手段”であるといえます。具体的には、AIによって得られる時間を、候補者との関係構築や魅力伝達に再投資することが重要です。』

ジャンプ株式会社
働きたくなる会社を、日本中に。

「世界にひとつの採用戦略を。」をスローガンに採用力の強化により、企業価値そのものの向上までを支援する会社。本気で、会社を変えたい。本気で、会社を良くしたい。そう強く決意する皆さまに、採用戦略、組織戦略、ブランディング、販促・集客、などを支援しています。


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