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STRUCT REPORT
人材育成

最高価値に生きる楽しさと、キャリアの不連続性

安井省人

人生は、最高価値で決まる。

仕事をしていると、生きていると、他人の評価が気になって自分を見失う時、ありますよね?
そもそも自分がよくわからないって人いますよね?

自分がよくわからなくなるとき、なぜか多くの人が目標を探そうとします。自分って何がやりたいのかな?10年後どうなりたいのかな?

「自分は何者か」

この質問をさらっと答えられる人は多くはありません。全然頭に何も浮かばない人の大半は、自分にとっての「価値」が見えていません。いま生きている自分にとって、行動の源泉となる内発的な動機となるもの、それがあなたにとっての価値です。間違いがちなのは、親や周囲から押し付けられたあるべき姿や社会的な理想としての価値です。

自分の価値観はさまざまな「価値」で構成されています。たとえば「影響力を高める」「人をつなげる」「家族とともにある」「創造的な活動をする」など。価値観とは大抵の場合、自分に足りないものへの欲求から成り立っています。不足感を埋めるために、人は活動をおこなうのです。価値観の中で最上位にあるものを「最高価値」とよびますが、この自己認識が一番重要です。

「自分は何者か」この答えは未来への目標ではなく、現在時点の欲求に基づいています。

これがわかっているといないのとでは、日々の行動や選択基準が変わります。最高価値に沿った行動をとれば、自然とモチベーションはあがり、その時々行くべき道に心地よく進むことができるのです。
無題1

最高価値がわかると、自立した人になれる。

企業内部の声でとても多いものの一つに自立した人材であってほしいという仲間への声です。

「自立とは何か」

これも難題です。ひとつの問題は誰にとっての自立か、ということです。必ずしも他者の評価による「自立」が、自分で納得できる「自立」ではないと私は思います。「自立」とは「最高価値」を理解して、仕事との接続点を見出すことで、モチベーションを高め、生産性とパフォーマンスを高めることではないでしょうか。そうでなければ自分自身にそもそも納得ができない。そんな仕事にやる意味はありません。

最高価値を理解するとさまざまなことに判断基準が生まれます。それは時に好き嫌いでもあります。嫌いなものでもやるべきときがあるのは事実ですが、それは自分にとって別の価値に満足感を与えることができるのが前提です。石の上にも3年、という言葉がありますが、苦しいことがあっても自分にとっての価値に影響を与えてこそ、意味があります。それがないのに石の上にも3年は無意味です。さっさとその会社は辞めたほうがいい。

大転職時代の今、自分の技術や人のつながりを見つめることはとても大切。「自立した人材であってほしい」という願いはある種の親心のようなものですが、あくまで働き手である個人はこの親心に甘えてはいけない。子供はいつか巣立ちます。本当の家族は、どんなことがあっても血縁は切れませんが、会社はちがいます。解散すれば社員だった人同士は、同僚であれ上司であれ赤の他人です。

「イヤなら会社なんてやめればいい」と言う人が周囲に増えてますが、私もそう思います。それは自分が自立できていないと言えないのです。赤ん坊のように「イヤだイヤだ」とただ泣きじゃくるのとは意味がちがいます。いつでも辞められるぐらいに、自分の価値を高める。そのために自分に向き合う。それこそが自立であろうと思います。
無題2

必ずしも最高価値は、仕事につながっていない。

最高価値は人それぞれですが、それは必ずしも「仕事」に直結はしていません。「家族」に方向が向いている人もいれば「学び」に向いている人もいると思います。それをどのように仕事に結びつけて連なったものと意味をもたせられるか、それがキャリア形成の肝になります。

「家族と共にいる」ことが最高価値だとすれば、毎朝、会社に出かけて遅くまで仕事をして帰ると、家族と共にある実感をもてなくなる。あなたは最高価値に生きることができない。それではキャリアの選択ができません。そのためにあなたは「時間」を求めるのか、やはり「場所」そのものを共にするのか、または家族への「お金」を心の拠り所にするのかを定めて、仕事を接続していくのです。

最後に最高価値を求めるための問いをご紹介しておきます。これはバリューファクターとよばれるメソッドで紹介されているものです。それぞれの質問について、「最も該当すること上位3つ」のことを挙げた後、合計39個の回答が出そろったら、それぞれの回答の目的や意図を確認することで価値を特定するというものです。あなたの最高価値を探ってみてはいかがでしょうか。
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1.あなたの空間を最も占めているものは何ですか?
2.何に最も時間を使っていますか?
3.最もエネルギーが湧くものは何ですか?
4.何に最もお金を使っていますか?
5.最も整理整頓されているものは何ですか?
6.最も頼りにでき、規律正しく、集中できることは何ですか?
7.何について最も考えていますか?内面を最も支配している思考とは何ですか?
8.何について最も頭の中で映像やイメージとして思い描きますか?
9.どんなトピックについて最も自分自身に語りかけますか?
10.社交の場で最も頻繁に話す話題は何ですか?
11.最も心動かさるものは何ですか?
12.一貫して立てている長期的な目標・ゴールは何ですか?
13.あなたが最も学びたいと思うものは何ですか?
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無題3

安井省人
取締役 クリエイティブディレクター

組織活性につながるクリエイティブとは何か?問題の本質は何か?を追求する毎日。近道でも回り道でもゴールに繋がるプロセスを大切に、現実にも夢にも向き合いたいと思っています。二地域居住の週末田舎暮らしやってます。


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