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採用コラム

【新卒採用】採用戦線異常あり!?18卒採用活動で強化したテーマまとめ

吉田健志

7月1日時点でリクルートキャリアが発表した内定率は78.6%と前年比7.5ポイント上昇したそうです。新聞紙上でも「空前の売り手市場」という言葉を目にすることが多くなりました。
企業様におかれましては、「この売り手市場の中で、どのようにターゲット学生を採用していくか」が重要な課題となっている企業様も多いのではないでしょうか。今回の記事では、18卒の採用活動において、「どんな点を強化したのか」といったテーマをまとめてみました。

●大手就職サイト以外に集客方法ってない?

軒並み大手就職サイトの掲載件数が増え自社を発見してもらえないのではないか、優秀な学生は就職サイトを使わずに企業の情報収集しているのではないか、といったことからこういった問い合わせが多く寄せられました。
確かに集客方法は多様化しつつあり、大手就職サイトに加え、「ダイレクトリクルーティング系」「逆求人イベント系」「OBOGマッチングサイト」「「業界特化系サイト」「新卒紹介サービス」などを活用し始める企業が増加いたしました。
この流れは、19卒採用も継続していくと思われますので検討の視野に入れておいて損はありません。

●インターンシップを始めたい、始めたけど採用できない、どうしたらいい?

今年度一番多かった強化テーマは「インターンシップ」ではないでしょうか。インターンシップはともすると、売り手市場の新常識といって過言ではないかもしれません。つまり、プレシーズンが採用の主戦場という状況になりつつあるわけです。ただし、インターンシップは中途半端に実施すると採用に結びつけることはできません。採用観点と育成観点をうまく組み合わせた設計が必要です。
インターンシップの募集・設計・運営・フォロー(繋ぎ止め)と事例について

●採用ツール(HP・パンフレット・説明会)をより良くするには?

やはり就職サイトだけでは自社の特徴を伝えきれない、という背景から採用HPやパンフレット、さらには説明会内容を充実させたいという声も聞かれました。特に採用HPは必ずといっていいほど学生は見るので、情報の充実度によって学生の動機形成に影響が出るのは間違いなところです。しかし、やみくもにツールを刷新してもその成果は半減する可能性があります。軸となる「採用コンセプト」を確立し、それぞれのツールの役割を明確にして採用コミュニケーション設計をする必要があります。

●リクルーターを介して惹きつけ力を強化したいけど、どうしたらいい?

今や採用活動において、リクルーターは欠かせません。某ネット大手企業は「社員全員リクルーターであれ」と経営トップ自ら旗を振っています。いわば、リクルーターはプロモーション手法のひとつの手段であるとも言えます。ただ、リクルーターは採用の専門家ではありませんので、採用環境や学生の気持ちを知らなかったり、自社の魅力を学生にうまく伝えられないことがあります。そのために「リクルーター研修」という形でリクルーターの活用から育成に力を入れる企業が増えました。
リクルーターが陥りがちな「3つの症状」と解決の処方箋

●内定者辞退を防ぎたいけど、どうしたらいい?

インターンシップに次いで多かった問い合わせは、「内定辞退防止」です。この背景は、売り手市場という環境において多くの学生が複数の内定を得るためです。3社内定をもらったら、2社は辞退されてしまうわけです。学生本人に対するフォロー施策はもちろんですが、親御さん対策として「保護者向け説明会の開催」や「親御さん向けパンフレットの制作」といったことに取り組んだ企業が増加したのも今年度の特徴のひとつです。
【オヤカク】「お前らのような会社、俺は認めない」内定者の保護者から言われた。

いかがでしたでしょうか?
19卒新卒採用も売り手市場が続きます。すでに大手就職サイトのプレサイト(インターンシップ)の件数は、前年を上回っている状況です。採用活動が本格化する前に、今から強化したいテーマを明確にし、19卒でも20卒でも通用する採用力を社内で蓄えておきませんか。

吉田健志
取締役 クライアントパートナー

モットーは「素直・感謝・謙虚。そして、情熱的に」。常に、感謝の心を持ち、謙虚な姿勢で、素直に耳を傾け、お客様のステージUPに汗をかきながら伴走することを誓います。趣味もジョギングで、皇居などでの伴走も大歓迎です(笑)


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