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「もう少し就活を続けたい」という内々定者に対してとるべきコミュニケーションの3ステップ

採用

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先日、「20年新卒の3月末時点の内定率が12.7%になった」というニュースが出ました。この数値は、前年同月を3.2ポイント上回っています。就職活動の早期化がより一層進んでいます。また、内々定を取得したが学生の81.3%は「内々定をもらったものの、就職活動を継続する」と回答しています。(※2020年卒 マイナビ大学生就職内定率調査より)

就活の早期化が進む中、内々定者の就活継続に頭を悩ます採用担当者の方も多いのではないでしょうか?実際に、この時期は、多くの企業様から、「内定承諾/辞退」局面においての学生とのコミュニケーションの取り方についてご相談頂きます。

今日は、内々定者から「もう少し就活を続けたい」と言われたとき、とるべきコミュニケーションの一つとして、以下の3つのステップをご紹介します。

ステップ1:学生の意思の尊重

就活を続けたい学生は、即決できるだけの自社への志望度が高まっていない状態ともいえます。中には本命企業の練習台として、選考を受けている学生もいるかもしれません。十分に志望度が高まっていない段階で、就活継続を否定したり、他社辞退の連絡を強制したりするのは、百害あって一利なし。オワハラ問題が叫ばれる中、そのような学生への対応は、リスクの方が高いといえます。

まずは、就活継続の意思を受け取り、尊重することが大切です。ただ、何も考えずに、就活継続を了承すればいいのかというと、それも違います。学生の意思を組んだうえで、どのようなコミュニケーションが必要か、を決めていく必要があります。

その必要なコミュニケーションを決めるにあたって、重要となるのかステップ2の学生情報の再確認になります。

ステップ2:最終局面で鍵となる3つの情報の再確認

「もう少し就活を続けたい」=「他社の選考を受けたい」ということなので、その他社のこと、そしてその学生の心情を知ることが重要です。情報が不足している状態では、学生の心情を十分に理解できるはずがありません。「もう少し就活を続けたい」と伝えてきた背景を確認するためにも、少なくとも以下の3つに関しては、確認したいところです。

1)選考中の企業と選考状況(今後、選考を受ける予定の企業も)
競合企業がわからないと、戦いようがないので、どの会社の選考を受けているのか?を確認します。
2)1)の企業と自社も含めた志望度のマインドシェア
他社への志望度が強いのか、自社の志望度が高いのかで、とるべきアクションが変わります。なので、自社を含めた全受験企業を100とすると、自社と競合会社、それぞれ志望度のマインドシェアがどれくらいなのかを確認し、その学生の中における自社の立ち位置を確認します。
3)1)の企業と自社に感じている魅力&不安
選考を受けている企業に対して感じている魅力を確認することで、学生の企業選びの軸を改めて把握できます。また、他社に言える魅力が自社でも言えないか?自社の魅力を正しく理解しているか?なども確認できます。 不安に関しては、特に自社に関する不安を確認できるといいと思います。情報提供不足だったり、ネット情報による事実誤認による辞退は本当にもったいない離脱です。

ステップ3:学生タイプに合わせたコミュニケーション

ステップ2で聞けた学生情報から、明確な理由と意思から「もう少し就活を続けたい」と言っている学生であれば、その学生の幸せの実現を伴走する立場として、就活を応援しつつ、必要な情報提供&継続したコミュニケーションを取りながら、関係性をキープしていきます。

一方、強い軸が特になく、「本当にこの会社で良いのか、もっと自分に適した会社があるのでは」といった漠然とした不安から「もう少し就活を続けたい」と言っている学生は、会社選びに唯一無二の正解があると思っている学生である可能性が高いです。

その場合は、
・時間の長さと選択の質は比例しない
・そもそも正解なんてないので、正解探しをするのではなく、早めに決断し、その決断を正解に変える行動をとるほうが、自身の選択に満足できる
・ネットや親や周りの目ではなく、自分の人生なので、自分で決める
といった内容を伝え、承諾の背中の後押しをしてあげるのも良いと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?「もう少し就活を続けたい」という学生への対応は、その会社の採用人数によってもかなり変わります。少人数採用であれば、とことん個人に寄り添えます。大量採用の場合は、ある程度システマチックに日程を区切って承諾/辞退のジャッジをしてもらう必要があると思います。

いずれにせよ、この最終局面で本当に大切なことは、「その学生の幸せ」を土台に置きながら対話することです。自社都合になりすぎたコミュニケーションは、学生にも伝わり、逆に心理的な距離が離れていきます。
「その学生の幸せにどうつながるか?」そんな視点をもって、一緒に考え、対話できると結果的に承諾率も向上していきます。

自社のケースに合わせて活かせそうな部分をご参考頂ければ幸いです。

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小緑直樹

クライアントパートナー

「採用」や「組織」に関わる仕事は、よりよい日本、さらにはよりよい世界を創っていく上での最適な人材活用に携わる ことだと思っています。そんな大きな思いを忘れず日々仕事に打ち込んでいます。趣味のジャグリングはいつでも披露します!

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