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月刊 語る増渕

業務水準を高めていくために
ISOを手段として有効活用する

ジャンプのクライアントで、創業20年、従業員120名ほどの総合物流企業があります。
昨年「ISO9001」の導入を目指してプロジェクトをスタートし、
先月見事に認証取得されました。

ISO9001は、「品質マネジメント」の国際規格。
物流はサービス業にカテゴライズされるため、
「サービス品質の担保・向上」を目的としています。

ISOに対して、みなさんはどんなイメージをお持ちですか?

「ブランド価値が上がり、取引が有利に進みそう」といったポジティブなものだけでなく、
「書類が増えて、運用が大変そう」といったネガティブなイメージも、よく聞く話です。
実は私も、どちらかと言えばネガティブなイメージをもっていました。

しかし今回のプロジェクトを通じて、そのイメージは大きく変わりました。
ISO9001は現場力の永続的向上に寄与し、
特に「成熟期のマーケット」に身を置く企業にとっての差別化戦略に、
非常に有効な手段であるという確信になりました。

ISO9001の導入にあたっては、まず経営者が品質に対する「コミットメント」を明確にし、
「品質方針」と「品質目標」を言語化します。
そして、その「品質方針」と「品質目標」にもとづいて
「品質マネジメントシステム(QMS)」を確立し、実行・検証・改善を進めていきます。

要は「PDCAサイクルの確立」であり、
すべての企業が意識しているといってもよいテーマに、
「どこまで本気で取り組むか」の違いだけであると実感することができました。

ただしISOの導入が生みだす価値に、企業ごとの差異があることも事実。
大きな価値を生みだすための条件は、

●ISOの導入は目的ではなく、「手段」であると定義すること
●経営者が本気でコミットすること
●従業員の力量アップの仕組みをつくり、業務水準のスパイラルアップを図ること

であると考えます。

ジャンプはISO認可への取り組みは素人であり、
お手伝いしているのは最後にあげた「業務水準のスパイラルアップ」の部分。
ISOの考えは「フラッグマネジメント」そのものであり、
相性のよさを実感しているここ数カ月でした。