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月刊 語る増渕

「もしドラ」と壁打ちしました。

最近「もしドラ」を読みました。
『もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら
(ダイヤモンド社)』です。

以前からドラッカーは好きで、ずっと気になっていたのですがやっと読みました。
個人的に草野球をほぼ毎週やるくらい野球好きでもあり、
小説仕立てのストーリーからはうるっとするシーンもいくつかあり、
あっという間に読みきってしまいました。

組織の「定義(目的)」を明確にし、そこから「目標」を導き出し、
「成果(顧客価値の創造)」のために、
「マーケティング」と「イノベーション」を追求する。

ドラッカーのメッセージはいつも不変的でシンプルですが、
それゆえに難解になりやすい思想を、
極めてわかりやすく伝えてくれる本だと思います。

「自分ごと」に落としたときに、悩ましいのが「組織の定義の明確化」であることは、
私だけではないでしょうか。

「もしドラ」でも、主人公のみなみが最初にあたった壁は「組織の定義づけ」でした。
なぜそれが難しいのか。

それは、「自分(たち)のことを考えるときに、客観性の不足がネックになる」からだと
思います。

実際みなみは1人でもんもんと考えていても答えは浮かばなかったのに、
二階正義に話を聞いてもらったら勝手に答えを導き出しました。
これはもともとみなみの頭の中にあった「情報ソース」が
「客観の視点」によって刺激され、整理されていったからだと思います。

私たちジャンプはこのことをよく、「壁打ち」と呼びます。
議論ともブレストともちょっと違う、
整理されていない自分の考えを「他者(壁)」に聴いてもらうだけの「壁打ち」です。

社内でよくやることはもちろんのこと、
クライアント先でもよくやるコミュニケーションです。

想いのたけをつれづれなるままにお話いただき、ちょっとスッキリした上で、
後日整理・言語化してお持ちしディスカッションすると、
必ず何らかの答えが見えてきます。

ちなみによい本を読みながら自問自答することも、「バーチャル壁打ち」になります。
私にとっては今回「もしドラ」が、よい「壁」になってくれました。

みなみちゃん、ありがとう。