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月刊 語る増渕

景況感の変化と格差にふれて、
マネジメントのあるべき姿をさぐる。

中東情勢など不確定要素もありますが、最近あきらかに、
景況感の風向きが変わったと感じます。

昨年半ば過ぎあたりから「変わりはじめた」と感じていましたが、
最近は「変わった」と。

上場企業の決算(4-12月)を見ていると、如実にあらわれていますよね。
ただその内容を見ると、注目すべきポイントがあると思うのです。

以下は時事通信社が集計した、
東証1部上場1090社(金融除く)2010年4-12月期の集計結果です。

●売上高・・・前年同期比7.7%増
●経常利益・・前年同期比81.3%増

売上の伸び幅と利益の伸び幅が、10倍以上違うのです。
経常利益は変動要因も多いので本当は営業利益で見るとよいのでしょうが、
情報が見つからず・・・
ただ個社ベースの情報を見ると、営業利益も非常に大きな伸び率となっているようです。

おはずかしい話、会計的な世界はあまり詳しくないので、
詳しい方からすれば違う見立てになるのかもしれませんが、
「利益=入るお金-出るお金」ですから、
「出るお金を減らせている」ということですよね。

出るお金とは、「売上原価」と「販管費」。
つまり、すごーく単純化すると、
「仕入れや外注費、人件費や広告宣伝費などを、前年同時期比で大きく減らしている」
ということだと。

冒頭で、「景況感の風向きが変わった」と書きましたが、
「大手の下請け的な仕事が多い中小企業」は、その実感がほとんどない印象です。
その要因は、上記のような状況にあるのではないかと思うのです。

要は、「お金の流れがめぐってこない」という状況。
これは果たして一過性のものなのか、それとも永続性のある変化なのか。
そしてその状況に対して、中小企業はいかに経営マネジメントしていくべきなのか。

引き続き考えていきたいと思います。